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免疫体質のための週末の過ごし方

月に1回近所の銭湯に行ってみる

どんなにハードな生活をしている人でも平日から疲れをためない生活を意識している人は、疲れがたまらないし、倒れることはありません。

少ないながらも、月に1~2回は取れる休みの日は、近所の銭湯などに行って、ゆっくりと体を温めます。スーパー銭湯が多いですが。そのスーパー銭湯とは、さまざまな種類の風呂があり、数百円くらいで楽しむことができる浴場です。

体の調子を気づかいながら、いろいろなお風呂に入ったり、椅子に座って涼んだりして、長い時で2時間ほど過ごします。月に1~2回、2時間ほど連続して体を温めるというのは、体温を上げ、代謝を促進し、免疫力を上げて、疲れを取るために非常にいいと言えます。

できるだけ湯船に浸かったほうがいいと紹介していますが、自宅の浴槽は狭くて退屈なので、2時間も入っていることはできません。
ですから、休日を利用して、気分転換がてらスーパー銭湯や温泉などに行くのもお勧めです。

運動不足解消のための最低限の運動

たまの休日には、運動をしてみるのもよいでしょう。

運動の仕方にもコツがあります。無鉄砲に体を動かせばいいというものではないのです。体があまりつらくなるほどの激しい運動をすると、交感神経が優位になります。体が気持ちよくなるくらいの負荷がかかる有酸素運動、たとえば、ウォーキングや軽めのジョギングをすると、副交感神経を刺激することができます。

勝敗を競うスポーツは、興奮して交感神経を刺激しがちです。ですから、あまり他人と競ったりせず、個人で楽しめるような運動だと、副交感神経を刺激し、リラックスすることができるでしょう。

日ごろ仕事で疲れ果てているような人は、徐々に体を動かすようにしてください。交感神経が優位になり、体のあちこちに組織破壊が起きているかもしれないからです。

真面目な人は、「頑張って体を鍛えなくてはならない」「これをしなければならない」とキリキリした気持ちで始めがちですが、それはやめましょう。かえって疲れをため、体を壊すだけですから。できれば、豊かな自然の中や広い公園などで、ゆったりとした気分で、腹式呼吸をし、自分の体と対話するような気持ちで、少しずつ体を動かしてみてください。Jすると副交感神経が優位になり、感覚が研ぎ澄まされ、体の潜在的な声に気づけるようになるでしょう。

組織破壊が起きている場所から、悲鳴が聞こえてくるはずです。その悲鳴に、静かに耳を傾けるのです。「何だか、無理をしているな」「何を、そんなに焦っていたのかな」と気づけるようになれば、しめたもの。こうした感覚がよみがえってきたら、病気になる前に、生き方の修正を始めるのです。疲れをためない生活を実践して、体の血流が回復し、組織破壊がなくなり、体が普通の状態に戻ってきたら、「頑張って体を鍛える」こともいいですね。

ただ、鍛えすぎて筋肉隆々になってしまうと、逆に疲れやすくなります。大量の筋肉が、たくさんのエネルギーを消費するようになり、交感神経が緊張しがちになるからです。普通に仕事をしている人なら、そこまで鍛える必要はありません。

また、女性の場合、やせすぎて脂肪の量が減りすぎると、体温を保つ機能が落ちて低体温になり、かえって疲れやすくなるかもしれません。

たまには「体に悪いこと」をしてみるということも

これまでは、体が疲れないための習慣や考え方を紹介してきましたが、今度は逆説的に、「月に1~2回は、体に悪いこともしてみる」ことをお勧めしておきたいと思います。

もちろん、普段から、しっかりと疲れをためない生活をしており、十分な健康を保っている人にしか、お勧めできない方法ですが。

これまで紹介してきた、疲れない体をつくる生活習慣を実践していると、時々、窮屈さを感じて、いや気がさしてくる人もいるでしょう。
そうなると、結局は実践できなくなり、効果もまったく出なくなってしまいます。そもそも、ひとつの健康法に固執しすぎるのは、医学的に見ても、よくありません。精神的にはストレスがたまり交感神経が優位に傾きがちですし、体も常に変化∫ するので、ある時は体によかった健康法が、ある時は、よくないものになるかもしれません。

何事も、基本はしっかり押さえるべきですが、同時に、細かい点においては一定のおおらかさを持ったほうがいいと思います。「疲れない体をつくる生活習慣」についても同じです。基本的に私は、これまで述べてきた生活を、非常に気をつかって実践しています。これは毎日、少し神経質なくらいに生活習慣を意識しているからです。

しかし、時々、そののりをこえ、あえて羽目をはずします。実際に、そのほうが体の調子もよいのです。実は、私は、月に何回か、町に繰り出してお酒を楽しんでいます。その日は、大いにリラックスして仕事の疲れを癒し、大いに興奮して将来の夢を語ります。翌日は、二日酔いになります。前の晩は、12時くらいまでは起きていることになるので、寝不足にもなります。

通常は、睡眠時間は6~8時間取っており、満ち足りています。そうしたところに、ちょっと夜更かしする日をつくつてやると、かえって調子がよくなります。
あまり、睡眠時間が満ち足りていても、体が寝飽きてくるのでしょう。普段は体によいことをして生活している人が、時々、体に悪いことをするのも、実は必要なのです。いつも穏やかで満ち足りた健康状態を保っていると、それ以上、体の機能は鍛えられません。

限界状態の負荷に接して、体の能力を稔動員して戦うという機会が、なくなってしまうからです。何か負荷がかかって、そこからリカバリーを図る時に、体の機能がより強く鍛えられるのです。

食べ物については、普段、玄米・和食の人は、時々焼肉などを思う存分食べたらよいのです。それで、臭いうんこでもするくらいでいい。睡眠が満ち足りている人は、時々は夜更かしして遊び、翌日は苦しい思いをするといい。いつも快活で明るい人は、たまには、ウンウン悩むくらい精神的なストレスも受けたほうがいい。

風邪も引かないような生活を送っているなら、インフルエンザが流行った時など、わざわざ流行っている場所に出向いて、かかるのも悪くない。かかって熱に浮かされても、解熱剤などは使わない。体は、熟を上げて、リンパ球総動員でウィルスを攻撃し戦っているのです。

治った暁には、免疫力が高まっているでしょう。疲れにくい体をつくるには、基本的には、疲れをためない生活を送りながらも、時々羽目をはずして、疲れてみるとよいでしょう。基本的な健康状態に時折、負荷をかけ、生活のメリハリをつけることが必要だということです。つまり、私が提唱している生き方とは、考え方と実践において、厳格すぎず、おおらかな感覚も併せ持った生き方なのです。ただし、すでに、疲れがたまっている人は、まず、疲れをためない生活を一生懸命、実践するのが先ですので、そこはお忘れなく。

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