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「胸焼け」肉や卵、精白食、ファストフード、添加物の食べ過ぎ

胸焼けはファストフードの食べ過ぎ
胸焼けはファストフードの食べ過ぎ

酸性の胃液が食道内に逆流すると、食道の粘膜が刺激されて胸焼けが起こります。「いつも胸焼けする」という人は、肉や卵、ケーキなどを食べ過ぎていないか、添加物の多いものやファストフードを食べ過ぎていないかどうかを確かめてみましょう。
胃下垂で胃のぜん動運動が悪く、食物が十分に消化されずに胃に長く停滞する場合も、胸焼けの原因になります。
改善するには、「胃酸を中和するアルカリ性食品を取る」「胃を温めてぜん動運動を促し、胃の中の食物を早く腸へ送り出す」などを心がけるといいでしょう。

解決法その1「網焼き昆布」

石器時代から日本人が食べてきた「海の野菜」コンプは、ナトリウムやカリウム、カルシウム、マグネシウムなど、アルカリ性のミネラルを豊富に含んだ超アルカリ性食品。
食べるだけで酸性の胃液がバランスよく中和され、胸焼けがすみやかに改善します。
食物繊維たっぷりのコンプを直火で焼いた「網焼きコンプ」を食べれば、ぜん動運動が促され、あまった胃液や食べ物がスムーズに腸へと押し流されます。

解決法その2「ダイコン入りにんじんジュース」

インド、中周、朝鮮半島を経て今から200年以上も前に日本に伝わったダイコンは、「七草がゆ」にもとり入れられる、健胃作用の高い食材。
古い書物にも「ダイコンは消化吸収を助ける」と記述されています。デンプン分解酵素のジアスターゼ、タンパク質分解酵素のステアーゼはじめ、オキシダーゼ、カタラーゼなどの酵素類やビタミンCをたっぷり含んでいるため、胃腸の働きが活発になり、胸焼けの改善に役立ちます。朝食のかわりに、ダイコン入りのニンジンジュースを飲むといいでしょう。
消化酵素が胃腸を元気にする大根
ニンジン2 本、リンゴ1 個、ダイコン100 をジューサーにかけて飲む。

「吐き気・二日酔い」発汗と排尿で余分な水分を排出し、体内から水毒を追い出す

吐き気・二日酔い
吐き気・二日酔い

二日酔いというのは、胃に水分がたまっている状態です。「お酒を飲み過ぎる」というのは、水分過多になること。翌朝に気分が悪いのは、アルコールに酔っているのではなく、水に酔っているのです。

胃を温めてぜん動を促し、たまった水分を小腸や大腸へ送り、尿で捨てれば楽になります。二日酔いのとき、やたらにのどが渇くのは、胃や腸に水分がたまってはいるものの、水を必要としている細胞には水分が行き届いていないため。サウナや半身浴で血行をよくすれば、胃腸にたまった水分が血液に吸収され、のどの渇きが自然にいやされます。

解決法その1「柿」

柿の学名は「Diospyros kaki」「dios」は「神からの」「pyros」は「贈り物」というギリシャ語で「神からの贈り物」という意味です。
柿の実は昔から「二日酔いの妙薬」といわれますが、それは利尿作用のあるカリウムが豊富に含まれているせい。果肉にはほかに糖分やペクチン、ビタミンA、C (リンゴの約500倍)、各種の酵素などが含まれています。柿のしぷみの元になっているタンニンは、「アルコールやアセトアルデヒドを吸着するため、悪酔いを防ぐ」という研究報告もあります。

解決法その2「サウナ」

サウナで汗を出すと水毒が改善されて体が温まり、各臓器の代謝がよくなるため、水分やアルコールが消費されて吐き気や二日酔いの治りが早くなります。サウナの室内は90~100 度と高温のため、全身の血管が拡張して血液の循環がよくなります。その結果、内臓や筋肉への栄養補給がスムーズにいき、腎臓への血流もよくなって排尿量が増すことに。サウナ浴と水風呂(冷水シャワーでも可)を交互に行えば、体表の血管が拡張と収縮を繰り返すため、さらに血行がよくなります。
5~10分のサウナ浴と30秒~1分の冷水浴を2~4回線り返すのが一般的ですが、心腹や循環器系に持病のある人は、2 ~3分のサウナ浴のあと、へそから下に冷水をかけます。

二日酔いを避ける

二日酔いに効く

「食欲不振」「食べたくないときは無理して食べない」が健康の基本

食欲がないときは食べない
食欲がないときは食べない

「食欲がない」というのは、人問の治癒本能が働いているときでもあります。胃腸の消化吸収機能を休ませることで他の内臓器官に血液がたっぷり供給され、その結果、体熱が上がって免疫力が上がったり、排泄力が増して健康な体になるのです。
ただし、これといった病気もなく、食べ過ぎてもいないのに食欲が落ちているなら要注意です。不規則な生活でストレスがたまっていないか、見直す必要があります。
食欲を刺激する食べ物としては、らっきょうや梅干し、リンゴ、生姜、シソなどがあげられます。胃腸に負担をかけず、疲労回復にも効く食材です。

解決法その1「らっきょう」

「血液を浄化する魔法の漬け物」といわれるラッキョウは、食欲不振時におすすめの食べ物。胃腸の血流をよくして消化吸収を助けるため、食前に3~5粒食べるといいでしょう。
ラッキョウに含まれるジメチル・トリスルフォドやメチル・アリルトリスルフィドなど硫化アリルは、ビタミンB1 の吸収を助けるため、疲労回復の作用もあります。

解決法その2「かつおの味噌汁」

カツオは脂肪の含有量が少ないものの、タンパク質の含有量は獣肉以上あり、中性脂肪やコレステロールを低下させるEPAや、脳を活性化させるDHAがたっぷり含まれる健康優良食品です。
特に血合い(身の赤黒い部分) には、ビタミンA、B2 、B12や鉄が豊富に含まれるため、体力低下時や病後の滋養食に適しています。カツオのみそ汁を飲めば胃腸が温まって血行がよくなるうえ、体内に効率よく栄養が補給できます。