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「アトピー・湿疹・じんましん」治りにくい皮膚病、不完全燃焼した老廃物が皮膚からでようとしている

アトピー・湿疹・じんましん
アトピー・湿疹・じんましん

アトピー性皮膚炎は治りにくい現代人の特有の皮膚病ですが、体内に残った老廃物と水分が、皮膚から外に出ようとする反応です。
ステロイド剤などを塗って一時的に症状を抑えても、根本的に体質を変えない限り、なかなか完治しません。ステロイドなどを中止するとすぐに再発してしまいます。
アトピーの原因は食べ過ぎと冷え。体温が低いために食べたものがきちんと燃焼されず、あまった老廃物が水分と一緒になって、ジュクジュクと体外に出ようとするのです。
過食する人、水分をとり過ぎる人、体を動かさない人は要注意。運動、入浴、サウナなどで体を温め、血液をきれいにしましょう。デスクワークの人で仕事が忙しくて運動をする時間がない人は特に食べすぎに注意です。また、よく噛んで食べることも重要です。

解決法その1「日光浴」

「アトピーに太陽は禁忌」といわれますが、逆です。太陽に当たって体が熱せられると、老廃物と水が一挙に外に出てくるため、一見、悪化したように見えるだけ。アトピーの人が南の島へ遊びに行き、海水につかり、さんさんと輝く日の光を浴びた結果、「ウソのようによくなった」というケースはたくさんあります。
最初の2~3 日は海水がしみたり、太陽の光で皮膚が焼けただれるような感じがしますが、3日を過ぎると急速に回復してきます。「陽光」と「塩」、どちらも漢方では「陽性」と考えますが、陰性の病気であるアトピーに「陽性」を補うことで、体のバランスがとれるわけです。皮膚が発赤して熱を持つのは、体内の老廃物が燃えている証拠です。燃焼を助けたいなら、日光浴や入浴、サウナなどで外から熱を加えるとよいでしょう。
症状がひどい場合は漢方薬を使うといいでしょう。アトピー性皮膚炎

解決法その2「ゴボウ」

湿疹やじんましんは、体内に老廃物がたまり、血が汚れたことのあらわれ。血を解毒するには、ゴボウが効きます。漢方では、ゴボウは「皮膚病の妙薬」として知られます。
朝食がわりにゴボウ入りのニンジンジュースを飲んだり、きんぴらゴボウを毎日食べるのはもちろん、ゴボウをすりおろして温め、ガーゼにつけて患部に湿布すると、治りが早くなります。

ゴボウ茶は便秘を改善し、体の中からキレイにしてくれます。
また、日頃のスキンケアで治る人もいるので、丁寧に洗浄し、保湿することが大切です。このスキンケア商品は、医師が開発したアトピー、脂漏性皮膚炎などの方のための商品です。3点セットにっています。

「アレルギー(鼻炎・ぜんそく)」鼻炎の鼻水やぜんそくのたんは余分な水分を排出する体の防御反応

アレルギー(鼻炎・ぜんそく)
アレルギー(鼻炎・ぜんそく)

くしゃみや鼻水が止まらない鼻炎、薄い水のようなたんが出るぜんそくなどのアレルギーは、「余分な水を排出する機能」です。漠方では、「水毒症のひとつ」と考えます。
湿気が多い日や、雨がしとしと降る日はゆううつになったり、体がだるくなりますが、これは、大気中の水気が体を冷やすから。体内に余分な水分がたまった場合も体が冷え、新陳代謝が悪くなって、白血球が作り出す抗体で抗原(外部からの侵人物)を十分に防ぎ切れません。

解決法その1「梅番茶で鼻洗い」

約1% の自然塩を加えた塩番茶を用意し、一方の鼻の穴を押さえて他方の鼻の穴から吸い込み、口から吐き出します。それを交互に繰り返します(やけどしないよう、番茶が十分に冷めてから行う)。
番茶に含まれるタンニンには収赦作用があるので、アレルギー反応によって傷んだ鼻粘膜を修復することができます。ただし、これはあくまでも局所療法。水毒を追い出す解決法と併用して行いましょう。

ネギ湿布

ニラ、ニンニク、ネギ、タマネギなどのアリウム属の野菜は、抗アレルギー食品として知られます。特にネギは、のどの外用薬として、古来、用いられてきました。刺激臭の元である硫化アリルが血行を促し、気管や気管支を温めて拡張し、たんを出しやすくするだけでなく、独特の香気がのどの粘膜や肺から血液に吸収され、呼吸がラクになります。
ネギの白い部分を火であぶってから3 ㎝くらいに切ります。それを縦割りにして開き、ねばねばしたはうをのどに当てて湿布します。上からタオルなどをあて、首に軽く巻きます。

解決法その3「粗塩風呂」

ぜんそくの発作は、気管支が痙攣(縮んでふるえること)して起こりますが、これは、雨に濡れると体が冷えてふるえるのと同じ。気管支内に余分な水分がたまり、冷えると痩攣が引き起こされますが、このとき、空気の出し入れが十分にできないため、ヒューヒューと音が出ます。
ぜんそくを根本的に改善するには、発汗や利尿を促して、余分な水分を体外へ捨てるのが一番。粗塩をひとつかみ入れた租塩風呂に入ると、体がポカポカ温まります。血行がよくなって気管支が拡張するだけでなく、余分な水分をどんどん体外へ追い出すことができます。粗塩はこちら。
41~42度くらいの熟めのお湯は覚醒作用が、38~40度くらいのぬるめのお湯はリラクゼーション件用があるので、朝入るなら熟め、寝る前に入るならぬるめの温度がおすすめ。じっくり汗を流したいときは、ぬるめで15~30分。
半身浴の効能はこちら

解決法その4「生姜湿布」

ぜんそくの発作が起こったら、生姜湿布を胸部と背中に10分ずつ、それぞれ1~2回ほど施すと、呼吸がしだいにラクになります。肌が敏感な人は、ガーゼの布を素肌に当てて、その上から湿布するといいでしよう。発作を予防するために、毎日、入浴後に行うのもおすすめです。

「胆石」お腹が冷えることで胆汁の成分がかたまる

胆石はお腹の冷え
胆石はお腹の冷え

胆汁の成分が沈殿して固くなり、かちかちの石状になったものが胆石です。胆石が発症するとみぞおちや右上腹部が激しく痛み、吐き気や嘔吐、発熱、黄痘などを伴います。
1960年以前は、胆汁の成分のひとつであるピルビンによってできる結石が多かったのですが、食生活が欧米化した今は、コレステロールを主成分とする結石が多くなっています。
胆石にかかるのは3F(Fatty Forty Female)の人、太った40代の女性に多いといいます。
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解決法その1「腹巻き」

胆汁が固まって石状になった胆石は、「冷え」から来る病気です。胆石を持っている人の多くは右上腹部が冷たく、血流が悪くなっています。腹巻きをしたり、生姜湿布を施して温め、血流を促しましょう。
最近では、女性にも抵抗のないカラフルでかわいい腹巻きが市販されています。1枚つけるだけで体表温度がまったく違いますから、好きな色を選んでつけてみるといいでしょう。

解決法その2「レモンの絞り汁」

ヨーロッパでは、レモン1個のしぽり汁をコップ1杯の湯に注ぎ、1日数回飲んで胆石の予防・治療をする民間療法があります。疲労回復に効くことで知られるレモンは、「ストレス解消に効く」といわれるはか、美肌にも効果的。精神的な緊張をはぐして血管を広げ、全身の血行を促す作用があります。すっぱくて飲みづらいなら、ハチミツを適量加えます。温かいうちに飲みましょう。