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腎臓に負担が増えて疲れると便秘になる

腎臓は頭の次に複雑微妙な器官で、背骨を中心に腰より少し上の両側にあるそらまめ大くらいの小さな臓器です。その働きは偉大です。

まず、血液の汚れをとる浄化槽の働きとして、不要な老廃物が体にたまらないように尿として体の外に出します。尿は腎孟を通って、筋肉の収縮で勝胱に集められます。そのほかに体の水分、塩分の調節をし、過剰な酸やアルカリを外に出し、酸とアルカリの調節をしてくれます。老廃物を出すとき水分が必要ですが、体にこの水分が少ないと、腎臓は少ない水分を調節して働くので過労となり、そのために尿が濃くなります。

また、食べもののバランスのくずれや食べすぎが老廃物を多くするので、その処理のためにも過労となり尿が濃くなります。
それは「気をつけてくれ」という信号です。血液浄化ができないと、全身の血の汚れとともに疲労がとれず、力が出てきません。腎臓結石なども、流すべきものが流れず、ためこんだものの姿です。腎臓が疲れると、胃腸に負担がかかるため、便秘の原因となつたりします。

また、大食、過食、塩分のとりすぎ、酒の飲みすぎなどで、水をガブ飲みすると、その多い水分を体の外に出すために腎臓はフル回転します。その結果、腎臓が疲労してしまうと、出すべきものを出せなくなり、体の中に残すことになってしまいます。

さらに、肉の食べすぎ、白砂糖のとりすぎ、加工食品に含まれる食品添加物などは、酸を多くして血液を汚します。それでは腎臓はたまりません。働きすぎてダウンしてしまいます。これが腎臓病です。「蛋白質が足りないよ」と言われると、動物性食品には蛋白質が多く含まれているから食べなくてはと思いがちですが、過剰に摂取すると腎臓は大変です。

その上この頃は、運動もせず汗も流さず、食べる量だけが多かったり、甘いジュースや間食の量が多かったりします。腎臓病や肝臓病、ガンが急に増えだしたのも食生活の間違いが大きいように思われます。