石けんによる手洗いは免疫力を下げ風邪をひきやすくする

風邪予防に効果的な方法をお教えします。手洗い・うがいを熱心にしないことです。一般には、風邪予防には手洗い・うがいといわれます。
手やのどについた風邪の細菌やウィルスを体内に取り込まないようにするために洗い流してしまおうという水際作戦です

私も当然、手洗いやうがいはしますが、そのときに石鹸やうがい薬は使いません。石鹸やうがい薬を日常的に使っていると、かえって風邪をひきやすくなるからです。
私たちの周りには、目に見えない無数の菌がたくさんいます。体にもいっばいくつついています。腸には腸内細菌が棲んでいますし、皮膚には皮膚常在菌という菌がいます。口にも鼻の穴にも、ウンチの出る穴の周りにも、たくさんの菌がいます。私たちの免疫力を高め、体を守ってくれる大事な同志なのです。

ちなみに風邪・インフルエンザ | 薬を使わない食事療法(病気・症状別)はこちらです。すぐに風邪薬を飲むのではなく自分の免疫力でしっかり治せればそちらのほうがいいでしょう。

ところが、今の日本人は、すべての細菌をいっしょくたにバイ菌扱いします。身の回りから細菌を排除すれば、健康は保たれると勘違いしているのではないでしょうか。

腸内細菌が私たちの健康を守ってくれていることを述べてきました。皮膚常在菌も、私たちにとって大事な菌です。皮膚常在菌たちは、皮膚の脂肪を食べて生きています。菌が脂肪を食べると、皮膚に脂肪酸の膜がつくられ、皮膚が弱酸性に保たれます。この弱酸性のバリアが、病原菌が皮膚で繁殖するのを守ってくれているのです。

ですが、石鹸で皮膚を1回洗うと、皮書常在菌の90パーセントが洗い流されてしまいます。ただ、菌が10パーセント残っていれば、その菌たちががんばつて増殖します。しかし、もとの状態に戻るまでに12時間かかります。ですから、1日2回は石鹸を使ってもよいのですが、それ以上はいけないのです。薬用石鹸はおすすめしません。まさにテレビコマーシャルでやっているように、皮膚常在菌を皆殺しにしてしまうからです。
健康に必須の水と口にしないほうがいい水なども日頃から意識するといいでしょう。

こうなっては、12時間ではもとに戻りません。石鹸の使い過ぎで、手から皮膚常在菌が極端に減ってしまうとどうなるでしょうか。皮膚常在菌が脂肪酸の皮膚膜をつくらなくなって、角質層にすき間ができ、皮膚がカサカサになります。

角質層とは、皮膚の最も外側にあって外敵の侵入を防ぐ硬い層で、皮膚のカサカサは、外敵の侵入を防ぐための角質層のブロックが崩れていることを表しているのです。カサカサの皮膚は、皮膚常在菌も皮脂膜のバリアも弱まっている状態を表します。

風邪のウィルスやアレルゲンがくつつきやすい皮膚なのです。つまり、風邪予防のために手を洗う水際作戦は、石鹸を使うことでアダになってしまうのです。

雑菌と触れ合う生活が、バイ菌に強い体をつくる

雑多な菌が身の回りにいないというのは、とても恐ろしいことです。それがどういうことなのか、O157やO111を例に考えてみましょう。O157 やO111は、大腸菌の変種です。
大腸菌を悪玉菌と呼び、抗菌薬や殺菌剤を使って人間が排除しょうとした結果、大腸菌は生き延びるために約200種もの変種を生みだしました。その多くが、生き抜くために強い毒性を持つようになったのです。
この111番目に生まれたのが0111で、157番目に生まれたのがO157です。

近年、0111やO157による食中毒が増え、死亡する人も多くなっています。社会的な恐怖感も高まっています。しかし、0111やO157の実態とは、実はヤワな菌なのです。菌の持つエネルギーを全体で100とすると、毒素を生みだす菌は、毒素の産生に70を使ってしまうため、生きる力は30ほどしかありません。生きる力が弱く、雑多な菌がいる場所では生きられません。他の菌に負けてしまうからです。ところが、無菌の場所では我がもの顔で増殖します。O157やO111が猛威を振るうのは、給食の現場やレストランの厨房など、衛生管理の行き届いた場所です。

O157やO111に感染して、死亡してしまう人と軽い下痢ですむ人の違いも、日常的にいかに雑多な菌と触れ合っているかにあります。ふだんから清潔に気を使い過ぎている人は、腸内細菌が育っていません。

腸内細菌は、雑多な菌が外から腸に入ってくることでいっそう活性化するからです。菌が外から入ってこない生活をしていると、腸内フローラが整わないばかりか、腸内細菌は敵が来ないことに安心して怠けてしまい、いざ病原菌が入ってきても排除する力を持てないのです。

これは風邪のウィルスでも同じです。近年、インフルエンザやノロウィルスなどが猛威を振るっています。「新型」と呼ばれるウィルスも現れています。

感染症で重症化する人が多いのは、新型が現れている以上に、日本人がふだんから菌を排除して暮らしているために、免疫力が総じて低下していることに原因があると私は見ています。

手やのどに雑多な菌群が育っていれば、1 つの菌だけが猛威を振るうのは難しくなります。しかし、雑多な菌がいない場所では、1 つの菌が簡単に増殖できてしまうのです。ふだんの手洗いに石鹸は必要ありません。外から帰ったあとでも、流水で10秒も洗えば、手についたウイルスは漬せます。流水のみによる手洗いこそが、大事な皮膚常在菌を守りながら、手についた病原菌を洗い流す最良の水際作戦です。石鹸は、手に目に見える汚れがつき、その汚れを消したいときや、入浴時のみで十分です。

うがいも同じで、水で十分です。風邪をひく前から、殺菌作用のあるうがい薬でうがいをするのは逆効果です。さらに、抗菌薬(抗生物質)の使い過ぎも良くありません。抗菌薬は、微生物が産出する化学物質でつくられます。その物質によって、細胞壁の合成を邪魔したり、タンパク質をつくらせないようにしたり、細胞の核の働きを止めたりして、病原菌の活動を防ぐとともに増殖を食い止めます。ただし、抗菌薬が増殖を止めてしまうのは、病原菌だけではありません。

免疫細胞や腸内細菌にも同様のダメージを与えてしますのです。しかも、抗菌薬で殺せるのは細菌のみです。風邪の95 パーセントはウィルスが原因ですから、風邪で抗菌薬を飲んでも治るわけではありません。

風邪で抗菌薬を服用する目的は、風邪で弱っている体に他の菌が感染して重篤な症状を起こさないよう、二次感染を防ぐことにあります。しかし、抗菌薬にはこの二次感染を防ぐ効果のないことが最近になってわかっています。抗菌薬は肺炎や結核など、どうしても飲まなければいけないときだけにして、通常は使用を控えるべきです。ふだんから頻繁に飲んでいると、免疫力が弱まり、肝心なときに感染症を防げなくなってしまいます。

今年の花粉症は鼻水、鼻づまりが「新型鼻洗い器「ハナクリーンα」ですっきり爽快

年々増える花粉の飛散量にどう対応したらいいのかわからない

来年もまた、花粉症の人たちにとって、つらい季節がやってきます。正しい対処法はないかと探している人も多いことでしょう。来年のスギ花粉の飛散量は全国平均で昨年の5割増しで、東北・関東甲信・北陸・東海地方では2~3倍になるところもあると予測されています。

昨年は花粉の飛散量が少なかったので、症状が軽くすんでいた人も、今年は症状が重くなる可能性があります。また、花粉の量が大幅に増えるので、今まで花粉症と無縁だった人でも花粉症にかかる可能性が大きく、新たな患者さんが急増することも考えられます。

そもそも花粉症とは、花粉を原因としたアレルギー反応です。アレルギーとは、特定の物質(抗原=アレルゲン) に対して免疫反応(免疫とは病気から体を守る力)が過剰に起こること。

花粉症の場合、アレルゲンである花粉が体内に侵入してくると、それに反応して「IgE抗体」と呼ばれる物質が作られます。IgE抗体は、鼻や目などの粘膜にあるマスト細胞(肥満細胞)と結合します。
その状態で、再び花粉が侵入すると、マスト細胞からヒスタミンンやロイコトリエンといった分泌炎症物質が分泌されます。

くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなど、花粉症特有の症状を引き起こすのです。こうした症状は、花粉が飛散する時期にずっと続くので、仕事や日常生活に多大な影響が出ます。

花粉をを追い出すために、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどのこうした症状は、花粉が飛散する時期にずっと続くので、仕事や日常生活に多大な影響が出ます。

鼻がつまったり、鼻水や涙が出たり、肌が荒れたりするので、女性の場合は化粧も満足にできなくなることも珍しくありません。

鼻がつまったり、鼻水や涙が出たり、肌が荒れたりするので、女性の場合は化粧も満足にできなくなることも珍しくありません。

鼻うがいでストレスも一緒に洗い流してしまう

花粉症の治療法には、薬物療法が中心となりますが、決定打といえるほでの効力を感じられないのが皆さんの声です。

最も必要なのは、花粉とできるだけ接触せず、接触してもその量をできるだけ少なくすることです。花粉との接触を防ぐためには、外出するときにマスクや防御メガネを着け、外出から戻ったら手洗い、うがいを行うことが基本。こうした対策の中でも、ぜひおすすめしたいのが「鼻うがい(鼻洗浄)」という方法です。

鼻かみや通常のうがいといった方法では、鼻の奥からの部分(上咽頭)は洗浄できません。その点、鼻うがいなら、鼻の奥まで侵入した花粉もしっかりと洗い流せるので、花粉症の解消に役立つのです。

花粉だけでなく、ウィルスも洗い流せるため、カゼやインフルエンザの予防にも効果が期待できます。一般的に行われる従来の鼻うがいは、洗面器に生理食塩水を入れ、そこに鼻をつけ、片方の鼻の穴から食塩水を吸い込んで行います。

吸い込んだ食塩水は、反対側の鼻の穴やのどから出てきます。もう片方の鼻の穴も、同様に行います。つまり、鼻うがいは洗面器と生理食塩水さえあれば誰でもできるのですが、実際にやってみると意外に難しいものです。

慣れないと、理食塩水がのどの気道に入り込み、むせてのどを傷めでまう可能性もあります。また、鼻うがいをやるためには、使用する水1リットルに対して食塩を9グラムの比率で入れ生理食塩水を正確に作る必があります。

これを間違えて曾鼻うがいを行うと、鼻の奥がツーンと痛みます。こうL現象は、体液と水の浸透圧の違いによって起こります。みなさんの中には、プールやいだりシャワーを浴びたゎたときに鼻に水が入って、の奥に激しい痛みを感じたことのある人もいるでしょ。

さらに、鼻うがいは体温に近い温度(40度)行わなければなりません。冷たい水で行うと、鼻の粘膜を侮ける原因になります。
そこで、私は花粉症のひどい症状の方に対して専用の鼻洗漁を使って行う「鼻スッキり洗い」がおすすめしています。

大自然のリズムに合わせて生きる

自律神経のメカニズム

ここからは、エネルギー代謝と免疫のシステムをコントロールする、自律神経に注目し、自律神経が体に起こす興味深い現象を詳しく見ていきましょう。普段は、自律神経を安定させる生活習慣を意識することがとても大切です。

最初に指摘したいのは、交感神経優位になると知覚が鈍くなり、副交感神経優位になると知覚が敏感になる現象についてです。交感神経が優位になると、神経伝達物質の分泌が抑制され、知覚が鈍る知覚鈍麻が起きます。

副交感神経優位になると、神経伝達物質がより多く分泌されるため、知覚が鋭敏になり、痛みやかゆみなどを感じやすくなり、味覚や喚覚も鋭くなってくるわけです。

男性より女性のほうが感覚が鋭敏で感性豊かな性格を持っている人が多いのは、そもそも男性は交感神経タイプ、女性は副交感神経タイプが多いからです。

交感神経優位が続いて、知覚が鈍くなることは、実は人間が物事に集中して活発に活動するためには、合理的な状態でもあります。

仕事で重大局面に差し掛かっている時に、いちいち体の不調が気になっていたら、行動を起こせなくなるでしょう。そういう時、私たちの体は、自動的に体の不調を感じ取る感覚を遮断し、全力で仕事に取り組めるようになっています。同じように、森を歩いていて熊に出会った時、恐怖の感覚をじっくり味わっていたら身が凍って動けなくなり、能だやられてしまいますよね。

だから、不要な感覚を遮断して、猛然と戦うなり、一目散に逃げ出すなりの行動に集中するようにできているのです。危機に遭遇すると、人間の体は、その状況を乗り越えるために、不要な感覚を断じて、いわば興奮の極致の状態をつくり出すという極めて合理的な反応をするわけです。

そして、危機が過ぎ去り、副交感神経が優位になってくると、「あれ? この傷、いつできたのかな? そいえば痛い」と、危機状態の時に受けたダメージに遅ればせながら気づくという現象が起きます。激務明けの休日に体の不調が噴き出すように感じられるのは、このためです。

では、交感神経優位の極限状態が続いてしまうと、どうなるのでしょうか。神経伝達物質が抑制され続け、知覚も思考力も鈍ったままで、体に深いダメージを受けていても、気づかずにそのまま走り続けることになります。

これが極致までいくと、人の話が聴けなくなり、何を言われても、受け入れて考えることができなくなります。過労死の直前などには、人は、このような状態になり、「もう休んだら? 」という家族の忠告を聴ける状態ではなくなっていることが多いのです。上手に「体の声」を聴けるようになる秘訣が、ここに隠されています。

まり、副交感神経が優位になる時間を、確保すればいいのです。人の話を聴けない状態にまでなっている人は、半強制的に休ませるしかないでしょう。

何ヶ月も休みなしで働いている人は、月に数日でも休みを取れば、少しは副交感神経が働き始め、さまざまな感覚がよみがえってきます。

「そう言えば腰が痛い」「手足が冷えている」「無理な生き方をしている」などと、体調をとらえる力や、自分の生活を振り返る思考力もよみがえってくるのです。「体の声が よくわからない」という人は、交感神経が優位になっている生活をいったん遮断する必要があるということです。

自律神経「1日のリズムを覚える」

自律神経は大自然と共に変化しています。それを知るのに、とてもわかりやすいのは、白血球を構成する細胞比率の1日の変化を見ることでしょう。

朝から日中の時間帯は、顆粒球の割合が増え、交感神経が優位になっています。夕方になると、今度は副交感神経が優位になり、リンパ球の割合が増えています。

すでに述べたように人間の体は、長い人類の歴史の中で、太陽と共に起き出し、日中に食物を摂る活動をして、太陽が沈むと寝る生活に適応するようにつくられています。

自律神経が、1日の中で、太陽の動きに合わせてエネルギー代謝と免疫の状態を調整しているわけです。人間の体は、このように交互に変化することで、自動的に、疲れをためないシステム、元気な状態を保つシステムを維持しているわけです。

自律神経は、天気の影響も受けます。天気がよくなって晴れると交感神経優位になり、天気が悪くなって曇りや雨になると副交感神経が優位になるのです。なぜ、そのようなことが起こるのでしょうか?

正確に言えば、自律神経には気圧が影響するのです。天気がよい状態、気圧が高くなる状態では、大気中に酸素量が多くなり、血液中の酸素分圧が高くなって、交感神経が優位の傾向になります。

また逆に、曇りがちで天気が悪く、気圧が低い状態では、酸素が少なくなり、血液中の酸素分圧が低くなって、副交感神経が優位になりがちです。私たちが、空が晴れ上がった天気のよい日は、気分がハイになり、元気に活動をし始め、曇りや雨の日は、何となく気分がゆったりして家から外に出たくなくなるのも、このためです。

「晴耕雨読」という言葉がありますが、これは、体のメカニズムにもかなった言葉だと言えるでしょう。この法則を知っておくと、その時々の気分を把握しやすくなり、気がラクになります。もともと性格が静かな人は、雨の日には気分がもっと静かになり、落ち込みやすくなります。

「ああ、今日は雨の日だから、しよんぼりしがちなんだ」と思えば、必要以上に落ち込む必要もなくなるわけです。そんな時は、ちょっと交感神経を刺激するような活動をすればいいのです。

気性が激しい人は、晴れ上がる高気圧の日には、「今日はちょつと注意しよう」と心がけて、ゆったり深呼吸でもしていればいいわけです。

また持病のある人は、低気圧で副交感神経優位になると知覚が過敏になるので、痛みなどが出やすくなります。その状態を「病気が悪化した」などと悲観することなく、「天気が悪いからこうなつているだけ」ととらえればよいのです。自律神経が気圧によって変動する様は、気圧と白血球の変化にも表れています。

気圧が高くなると、交感神経が優位になり、顆粒球の割合が多くなり、リンパ球の割合が少なくなります。気圧も、高気圧が来たら次は必ず低気圧が来るというように、交互に変化しています。人間の体の自律神経も、白血球の割合も、同じように交互に揺れて変化しているのです。

自律神経「1年のリズム」

自律神経には、一1を通しても、季節のリズムと共に変化する一定の周期があります。日本を含む北半球では、春は、気温が高まり空気が温まるので、気圧は低くなり始めます。春は、交感神経優位から副交感神経優位へと変化する時期であり、白血球もリンパ球の比率が上がり、顆粒球の比率が下がる変化の時期となります。

夏は、気温が上がり気圧が低くなるので、副交感神経優位となり、リンパ球の比率が高い状態となります。ちなみに台風は、低気圧の極致なので、かなり激しい副交感神経緊張の状態がつくられます。秋は、春とは逆の変化が起きます。

冬は、気圧が高くなるため、交感神経優位の季節となります。また気温が低いこと自体が一種のストレスになりますから、交感神経が刺激され、顆粒球が多くなります。こうした気圧の変化は、健康な人にとっては、気分や体調が変わる程度で済みますが、疲れがたまっている人や病気を抱えている人にとっては、大きなダメージとなります。

特に、気圧が変化する春と秋の季節の変わり目は、体調が揺さぶられ、苦しい状態も出てくるので注意が必要です。こうしてみると、私たちの自律神経は、大自然の大きなリズムと共に変化していることがわかるでしょう。自律神経の変化につられて、エネルギー代謝も免疫も変化していきます。

「体のここが痛い」「この症状を早く何とかしたい」という体の一部分のみしか見ないのではなく、もっと大きな視点で自分の体を見つめ、体の声を聴いてあげましょう。

大自然のリズムと、大自然のリズムに連動した自分の体の精巧なシステムを、総合的に見ていきましょう。そうすれば、つらい症状のみに集中してビリビリしていた気持ちがほぐれ、おおらかな気持ちになれます。つらい症状を引き起こす本当の原因も見えてきて、正しい解決法が見えてくるでしょう。

自律神経失調症の基礎知識に関する詳細はこちら。

免疫の実力

体内毒素は「すべて白血球が撃退する」

次に、免疫のシステムも、疲れと深く関わっていることについて、です。免疫とは、体の外から侵入してくる細菌、ウィルス、体内にはないたんばく質など、外敵や異物から体を守る働きのことです。
また、体内で古くなり死んでしまった細胞や、がん細胞のように変異を起こした細胞を除去する役割も担っています。

この免疫を担う細胞が、血液中を流れる血球の中の、白血球と呼ばれる細胞です。血液1立方ミリメートルあたり、44000~7000個ほど含まれており、大まかには、顆粒球とリンパ球、そしてマクロファージの3種類あると言ってよいでしょう。

顆粒球は、おもに大きなサイズの外敵から体を守る働きをしています。真菌や細菌、死んでしまった自分の体の細胞を、食べるという形で処理をします。顆粒球は、白血球の封54~60%を占め、血液1立方ミリメートルあたりに3600~4000個ほど含まれます。

顆粒球の寿命は、体の細胞の中で最も短い2日程度で、1 日に半分程度が新しいものと入れ替わっています。このように寿命のサイクルが早いのは、侵入してくる外敵を迎え撃てるように、元気のある若い細胞を次々と補充するためです。

一方、リンパ球は、通常は、白血球の約35~41%を占め、数としては、血液1立方ミリメートル中に約1800~2500個含まれています。リンパ球は、食事などで体内に侵入してきた異物やウィルスなどの、細菌よりずっと小さな敵を処理する役割を担っています。

また、体内の、老化した細胞、壊れた細胞、ウィルスに感染した細胞や、がん細胞などの細胞をマクロファージと協力して除去します。

リンパ球と顆粒球を合わせると、白血球の95%ほどになりますが、残りの5%がマクロファージです。マクロファージは、顆粒球が食べるものよりも大きなサイズの外敵を食べたり、体内の老廃物を除去したり、顆粒球やリンパ球に「敵が侵入したから、やっつけろ」と指示を出すなどの働きを担っています。

体力と白血球の総量は比例する

これらの白血球の数をコントロールしているのが、自律神経のシステムです。白血球は、血液に乗って体中を移動している細胞なので、以前は、自律神経の支配を受けにくいと思われてきました。

しかし、1996年、白血球も自律神経の支配下にあることがわかったのです。

顆粒球とリンパ球の細胞の表面には、両方の神経伝達物質を受け取るレセプター(受容体)があり、顆粒球は、ノルアドレナリンを受けた時に活性化し、アセチルコリンを受けた時に抑制されると考えられます。リンパ球はこの逆です。このようにして、自律神経が、白血球の細胞構成の割合を決めているわけです。

これは人間の活動にとって非常に合理的なシステムです。交感神経が優位になって体が活発に動く時は、体に傷がつきやすくなり、細菌などの侵入も増えます。

そのために、顆粒球の割合を増やして体を守っているのです。逆に、副交感神経が優位になって休息をしている時には、リンパ球がマクロファージと協力して、体内のおかしくなった細胞を除去します。
また、食事の際に体に入ってくる異物やウイルスなどの細かい外敵には、顆粒球は対応できないため、リンパ球が活躍することになります。体力と、白血球の総数は正比例しています。活動量が多い人、体を鍛えている人は、筋肉量も多いため、血流がよくなり、体温も上昇します。

すると、体を防衛するための白血球の数も多くなります。通常は、5000個前後ですが、6000備前後となってきます。この場合、白血球のうち数が増えるのは、おもに顆粒球のほうです。活動量が多いと交感神経が優位になり、交感神経から出るノルアドレナリンによって顆粒球が活性化されるためです。

ですから、白血球の総数に対する顆粒球の割合が通常よりも大きくなり、リンパ球の割合は小さくなるわけです。

逆に、活動量が減って、副交感神経優位となり、筋肉の量なども減ってくると、白血球数も3000~4000個と数が落ちます。この場合、リンパ球の割合が通常よりも多くなり、その分、顆粒球は減ります。体を防衛する力は、体の活動量に正比例しています。「体力があるのに白血球がかいり少ない」という禿離はありません。活動量が増えると白血球の数は増え、活動量が低下すると、白血球の数は減るということです。

このように、その人の生き方がはっきりと数字に出てくるので、血液検査で白血球の状態を詳しく見てみるとよいでしょう。白血球全体に占めるリンパ球のパーセンテージも、「白血球分画を調べてください」と言えば、簡単に調べられます。ただ現代の医学界では、血球の数字の変化をこのような視点で見ることができる人は、とても少ないのが現状です。

白血球のバランスが崩れると病気になる

白血球中の顆粒球とリンパ球のバランスが、通常レベルで保たれている時は、免疫力もよい状態で保たれています。しかし、交感神経か副交感神経の、どちらかの優位状態が続きすぎると、白血球中の顆粒球とリンパ球の割合のバランスが崩れます。

交感神経優位が続きすぎると顆粒球が多くなり、副交感神経優位が続くとリンパ球が多くなりすぎます。「多くなるなら、防衛力が上がりそうで、よいではないか」と思うかもしれませんが、何事も、過ぎたるは及ばざるがごとしです。

たとえば、顆粒球の数が増えすぎると、外敵と戦うだけではなくて、体の中にすんで重要な役割を担っている常在菌とも戦い始めます。常在菌とは、胃の中にすむピロリ菌、腸の中で食物を分解するなどして役に立っている各種の善玉菌などです。

また、顆粒球は、古くなって死んだ細胞も食べるのですが、増えすぎると正常細胞まで攻撃し始めます。こうして体のあちらこちらで化膿性の炎症が起き始めます。

にきび、おできから始まり、急性肺炎、急性虫垂炎、肝炎、化膿性扁桃炎、骨髄炎などがそうです。さらに悪いことに、顆粒球が増えると、粘膜上で顆粒球が役目を終える際に発生する活性酸素の量も増えてきます。まさに悪循環が続きます。

顆粒球の数が通常範囲なら、活性酸素の毒素を中和する酵素で組織は修復されるのですが、顆粒球が多くなると修復が追いつかなくなります。
また、顆粒球の数が多すぎる時は、たいてい体温も下がって酵素の働きも悪くなり、血流も滞って、新陳代謝の働きが弱まっています。

こうして、修復が追いつかなくなり、活性酸素による組織の老化が起き始めます。気になる皮膚のシミ、シワ、くすみや動脈硬化などです。

さらに、体のあちこちの粘膜で組織破壊が起き始めます。これが、「交感神経優位タイプの疲れレベル4」に登場した、口内炎、歯槽膿漏、胃炎などです。

レベル5 になると、がん、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、十二指腸潰瘍、白内障、糖尿病、痛風、甲状腺機能障害、クローン病などが出てきます。
それでは、リンパ球が増えすぎるとどうなるのでしょうか。花粉やホコリなど、通常なら外敵と見なさないようなものにまで、増えすぎたリンパ球が過剰に反応し始め、アレルギー性の疾患が生じます。ぜんそく、アトピー性皮膚炎、花粉症、通年性の鼻炎などがそうです。

病気にならない体温は「36.5度」

白血球と体温の深いつながりを知っておくと、自分の免疫力の状態を把握するのに便利です。ベストの体温である36.5度の時、リンパ球の割合が38パーセントになり、それが免疫力の面から見て、ペストの状態だと言えます。

自律神経もメリハリが利いていてバランスが保たれ、エネルギー代謝もベストの状態です。リンパ球比率が38%のベストのラインから左に向かうと、交感神経優位の状態になります。

交感神経が活発に活動しているので、一時的には体温37度くらいまで上がり、やる気に満ちた気分になります。しかし、それが行きすぎると、やがて交感神経優位タイプの疲れゾーンに入ります。

この状態では、血流が滞り、体温は下がっているはずです。

さらに平熱が36度を割り込み、低体温になると、病気の世界に入っていくのです。リンパ球の割合としては、30%を割ると、この世界に入ると言えます。
ベストのラインよりも副交感神経が優位な状態になって、活動量が減るので、体温は下がる一方になります。こちらも、行きすぎると副交感神経優位タイプの疲れゾーンに入り、体温が36度を割り、リンパ球の割合が50%を超えるあたりから、病気の世界に入っていきます。

37度から36度までの範囲が「長寿の体温」です。リンパ球が多い状態で体温が正常範囲内にあれば、ウィルスなどの外敵や、がんなどの異常な自己細胞を排除しやすい状態となるからです。

この状態は、適度に交感神経を刺激し、その後は副交感神経優位の状態の休みを入れるというメリハリの利いた生活をしている理想的な状態だと言うことができます。

このように、体温の数値は、免疫力がどれくらいあるのかを、如実に表しています。
また体温は、エネルギー代謝の状態も表しているので、非常に大切です。体温を見れば、疲れのレベル、病気かどうかがわかると言っても過言ではありません。

現代人は、体温に対して、あまり注意を払わない傾向にありますので、深部体温37.2度、腋高体温36.5度という数値をよく覚えておき、努めてこのレベルになるよう、日常の生活で注意を払いましょう。お年寄りになると少し低体温ぎみで健康な人も出てきますので、それはそれでいいでしょう。
低体温で体の冷えを自覚しているのなら免疫力アップのために生姜の冷え取り力の実力を活用するといいでしょう。
そして腸内環境を整えることが大切です。
便秘体質ならいちじくがおすすめです。免疫を整える際に手っ取り早いのはなんと言っても腸内環境を整えることです。

エネルギー代謝システムを利用する

体の中のさまざまな化学反応

まず、「エネルギー代謝のシステム」についてです。このシステムが、疲れを感じるプロセスに直接的に関わっており、このプロセスがうまく働かなくなると、疲れを感じたり、疲れの回復が遅れたりします。

簡単に言うと、エネルギー代謝とは、一言で言えば体の中でさまざまな化学反応を起こすことで、活動に必要なエネルギーを得る働きのことです。

エネルギー代謝を行うためには、糖と酸素が必要です。

まず、食べ物を摂り、肝臓などで処理して糖に変えます。それを呼吸で得た酸素で燃焼させ、細胞が生きていくためのエネルギーや、筋肉を動かして活動するためのエネルギーを得るわけです。

材料は糖と酸素ですから、血液中や各組織に糖と酸素が不足してくると、体がそれを察知して疲れの感覚が生じます。逆に、元気いっぱいの時は、両方が満ち足りている状態です。食べ物から糖を取り出したり、糖と酸素からエネルギーを取り出したりする際には、酵素と呼ばれる触媒が働きます。

これは、生物の体の中でつくられるたんばく質性の物質で、体の中で行われるほとんどすべての代謝に問わっています。酵素の働きなくして、私たちが生きていくことはできません。

そして、エネルギー代謝の過程では、疲労物質と呼ばれるもののひとつ、乳酸が生み出されます。この乳酸が体内にたまると、細胞の活動が滞ったり、筋肉が収縮する能力が低下するので、疲れの感覚が生じることになるのです。

血流のいい人は疲れないし、太らない

体の各組織に糖や酸素を運んだり、乳酸を押し流したりするのは、共に、血液の働きです。ですから、血流のいい人は疲れにくく、疲れが出ても、比較的早い時間で疲れが回復することになります。

逆に、血流が悪い人は、疲れやすい人、疲れが取れにくい人と言えるでしょう。血流は、エネルギー代謝を支え、疲れをためないために、非常に重要な役割を果たしていると言えるのです。

血流はまた、体温を保つうえでも非常に重要です。血流は、体のさまざまな場所で発生した熱エネルギーを、体の隅々にまで届けるからです。なぜここで体温を持ち出したかというと、体温もまた、エネルギー代謝を維持するのに不可欠だからです。

ほとんどすべての代謝は、酵素という触媒が関わって行われているのですが、この酵素の働きの度合いを決めるのが、体温です。

私たち人間の体の中で、酵素の働きが最大になるのは、体内の温度が、37・2度の時です。「それは微熱がある状態じゃないか」と思われるかもしれませんが、内臓などがある体の内部の温度(深部体温)です。

深部体温が37.2度の時、舌下や直腸の体温は、だいたい0.5度くらい低い、36.5~36.7度くらいになります。

私たちが普通に体温を測る時には、わきの下(腋裔)で測りますが、ここはさらに、0.5度ほど低くなり、36.2~36.5度になります。

体温は、体表に近づくにつれて、外気などの影響で低くなるわけです。このように血流が代謝を支え、体温を保ちます。その体温もまた、代謝を支えます。体温と血流によって、代謝が滞りなく行われていれば、私たちは疲れにくくなり、疲れをためない体質になることができるというわけです。

血流が滞っている人は体温が下がりがちです。体温が下がると、体のエネルギー効率が下がります。エネルギーを、活動のためにでなく、まず冷えている体を温めるために使わなくてはいけなくなるからです。

近年では、冷房を利かせすぎ、冷たい飲み物や食べ物を安易に摂るなど、冷えに無防備な人が増えていますが、こういう人は、みずから疲れやすい体質に陥っていると言えるでしょう。

さて、自律神経とエネルギー代謝のシステムの密接な関係、さらにそれらが疲れとどう関わっているのかが見えてきたのではないでしょうか。

つまり、自律神経のバランスが取れていると、血流がよくなり、体温も上がり、疲れにくくなります。そもそも自律神経は、代謝が最も効率よく行われる深部体温37.2度を恒常的に保てるように、体温をコントロールしようとしています。

ですから、自律神経のシーソーがきちんと機能している場合は、血流も体温もよい状態で保たれます。たとえば、交感神経が優位な状態が続き、血流が滞って体温が下がったとします。そんな時でも、休息を取って、副交感神経を優位にすれば、血管が拡張することで血流が回復し、体温も上がってポカポカしてくるはずです。

食後に、体がポカポカしてくるのが、いい例です。また、ラクすぎる生活で副交感神経優位が続いても、活動を始めて交感神経を働かせれば、筋肉から熱エネルギーが発生し、血管の過度の拡張が改善されることにょって血流が促され、体温も上がってきます。
結局、自律神経のシーソーをきちんと機能させるような、メリハリの利いた生活が、血流と体温を保ち、代謝を促進して、疲れない、疲れても回復しやすい体をつくるのです。

体の声にしっかり耳を傾ける 体は嘘をつかない

西洋医学では病気が完治しない

免疫学の立像から、「疲れのメカニズム」について、もう少し詳しく踏み込んでみたいと思います。その過程で、疲れない、疲れても回復しやすい体という意味での「体力のある人」になるための考え方も明らかにします。

疲れや体力の問題を見ていくことで、一般的な常識からは見えてこない、人間の体が持つ驚くべきメカニズムがわかります。

最初にお伝えしておきたいことは、「人間の体を、全体的な視野で診る」ことの大切さです。これは近年注目を集めている、「統合医学」「全体医学」などと呼ばれている医学の視点です。

統合医学的な見方が注目されているのは、ここ十数年で急速な発達を遂げた、体を臓器別に分析的に見ていく現代の西洋医学に対する反省が始まっているからだと思います。

西洋医学は、どうしても、体の部位や局所的な症状だけを診るため、視野が狭くなりがちで、体内で起きるさまざまな現象の真の原因を究明しにくくなっています。その結果、症状を「悪いもの」「あるべき体調からすれば間違った状態」ととらえ、症状だけ無理に抑え込むような対症療法などに走るのです。かえって疲れや病気を悪化させ、慢性化させてしまうことも少なくありません。

攻撃的な体力」「防衛的な体力」の使い分け

では、本当の意味で、疲れない、疲れても回復しやすい体をつくるためには、どうすればいいのでしょうか。そのためには、私たちの体調をコントロールしているシステムのうち、

  1. 自律神経
  2. エネルギー代謝
  3. 免疫

の3つを統合的に理解するといいのです。私たちの体は、極めて精巧かつ合理的につくられており、本来、こうしたシステムの絶妙な働きで、毎日元気いっぱいに、充実した人生を生きることができるようになっているのです。

さらに踏み込んで言うと、「体は間違えない」のです。間違っているのは、無理をしすぎたり、ラクをしすぎたりする、常軌を逸した極端な「生き方」のほうです。

極端な生き方という原因に対して、体は「素直に」反応します。極端な生き方で体内に発生した害のある物質や、荒れた体内環境を整えようとし始め、その結果として体の不調、さまざまな症状が出てくるのです。

この症状を、「悪い」「間違っている」とだけ見ること自体が、実は間違っていると私は考えています。体の驚くべきメカニズムを知った時、自分の生き方や体に対する考えが、根本的に変わってしまうでしょう。本来、体が持つパワーを引き出す生き方、疲れない、疲れを回復しやすい生き方を始めるきっかけになります。では、3つのシステムとは、いったいどんなものでしょうか。

1.自律神経システム

活動と休息に適した体調をつくり出すために、体のほとんどすべての細胞を支配している、言わば、体のコントロールタワーのようなものです。

2.エネルギー代謝システム

体がが活動する際に必要なエネルギーをうまく供給するシステムであり、疲れと直接的に関係していると言えるでしょう。

3.免疫システム

エネルギー代謝の材料となる食物や酸素を取り込む際、活動の過程で体内に侵入してくる外敵や異物、体内で発生するさまざまな老廃物や異常な細胞(がん細胞)などを排除し、体を守る役割を果たすことで、疲れが悪化して生じる病気から、体を防衛する役割を担っています。

疲れない体、あるいは疲れが回復しやすい体とは、言い換えれば「体力がある体」と言えます。私たちが、疲れを知らないように見える元気な人を指して、漠然と使う言葉です。

この「体力」という言葉を、もう少し細かく分析してみると2つの体力に分けることができます。つまり、活動のエネルギーが豊富だという意味の「攻撃的な体力」と、病気にかからないという意味の「防衛的な体力」。

この2つで構成されていると考えることができるのではないでしょうか。先ほど述べたエネルギー代謝のシステムは前者を担い、免疫のシステムは後者を担っている。

そして、自律神経のシステムは、両者のコントロールタワーになっていると言えます。体力がある体とは、3つのシステムがうまく機能し、活動のエネルギーが豊富で、かつ体を守る働きも強い、すなわち、攻めも守りも両方強い体だと言っていいと思うのです。

免疫体質のための週末の過ごし方

月に1回近所の銭湯に行ってみる

どんなにハードな生活をしている人でも平日から疲れをためない生活を意識している人は、疲れがたまらないし、倒れることはありません。

少ないながらも、月に1~2回は取れる休みの日は、近所の銭湯などに行って、ゆっくりと体を温めます。スーパー銭湯が多いですが。そのスーパー銭湯とは、さまざまな種類の風呂があり、数百円くらいで楽しむことができる浴場です。

体の調子を気づかいながら、いろいろなお風呂に入ったり、椅子に座って涼んだりして、長い時で2時間ほど過ごします。月に1~2回、2時間ほど連続して体を温めるというのは、体温を上げ、代謝を促進し、免疫力を上げて、疲れを取るために非常にいいと言えます。

できるだけ湯船に浸かったほうがいいと紹介していますが、自宅の浴槽は狭くて退屈なので、2時間も入っていることはできません。
ですから、休日を利用して、気分転換がてらスーパー銭湯や温泉などに行くのもお勧めです。

運動不足解消のための最低限の運動

たまの休日には、運動をしてみるのもよいでしょう。

運動の仕方にもコツがあります。無鉄砲に体を動かせばいいというものではないのです。体があまりつらくなるほどの激しい運動をすると、交感神経が優位になります。体が気持ちよくなるくらいの負荷がかかる有酸素運動、たとえば、ウォーキングや軽めのジョギングをすると、副交感神経を刺激することができます。

勝敗を競うスポーツは、興奮して交感神経を刺激しがちです。ですから、あまり他人と競ったりせず、個人で楽しめるような運動だと、副交感神経を刺激し、リラックスすることができるでしょう。

日ごろ仕事で疲れ果てているような人は、徐々に体を動かすようにしてください。交感神経が優位になり、体のあちこちに組織破壊が起きているかもしれないからです。

真面目な人は、「頑張って体を鍛えなくてはならない」「これをしなければならない」とキリキリした気持ちで始めがちですが、それはやめましょう。かえって疲れをため、体を壊すだけですから。できれば、豊かな自然の中や広い公園などで、ゆったりとした気分で、腹式呼吸をし、自分の体と対話するような気持ちで、少しずつ体を動かしてみてください。Jすると副交感神経が優位になり、感覚が研ぎ澄まされ、体の潜在的な声に気づけるようになるでしょう。

組織破壊が起きている場所から、悲鳴が聞こえてくるはずです。その悲鳴に、静かに耳を傾けるのです。「何だか、無理をしているな」「何を、そんなに焦っていたのかな」と気づけるようになれば、しめたもの。こうした感覚がよみがえってきたら、病気になる前に、生き方の修正を始めるのです。疲れをためない生活を実践して、体の血流が回復し、組織破壊がなくなり、体が普通の状態に戻ってきたら、「頑張って体を鍛える」こともいいですね。

ただ、鍛えすぎて筋肉隆々になってしまうと、逆に疲れやすくなります。大量の筋肉が、たくさんのエネルギーを消費するようになり、交感神経が緊張しがちになるからです。普通に仕事をしている人なら、そこまで鍛える必要はありません。

また、女性の場合、やせすぎて脂肪の量が減りすぎると、体温を保つ機能が落ちて低体温になり、かえって疲れやすくなるかもしれません。

たまには「体に悪いこと」をしてみるということも

これまでは、体が疲れないための習慣や考え方を紹介してきましたが、今度は逆説的に、「月に1~2回は、体に悪いこともしてみる」ことをお勧めしておきたいと思います。

もちろん、普段から、しっかりと疲れをためない生活をしており、十分な健康を保っている人にしか、お勧めできない方法ですが。

これまで紹介してきた、疲れない体をつくる生活習慣を実践していると、時々、窮屈さを感じて、いや気がさしてくる人もいるでしょう。
そうなると、結局は実践できなくなり、効果もまったく出なくなってしまいます。そもそも、ひとつの健康法に固執しすぎるのは、医学的に見ても、よくありません。精神的にはストレスがたまり交感神経が優位に傾きがちですし、体も常に変化∫ するので、ある時は体によかった健康法が、ある時は、よくないものになるかもしれません。

何事も、基本はしっかり押さえるべきですが、同時に、細かい点においては一定のおおらかさを持ったほうがいいと思います。「疲れない体をつくる生活習慣」についても同じです。基本的に私は、これまで述べてきた生活を、非常に気をつかって実践しています。これは毎日、少し神経質なくらいに生活習慣を意識しているからです。

しかし、時々、そののりをこえ、あえて羽目をはずします。実際に、そのほうが体の調子もよいのです。実は、私は、月に何回か、町に繰り出してお酒を楽しんでいます。その日は、大いにリラックスして仕事の疲れを癒し、大いに興奮して将来の夢を語ります。翌日は、二日酔いになります。前の晩は、12時くらいまでは起きていることになるので、寝不足にもなります。

通常は、睡眠時間は6~8時間取っており、満ち足りています。そうしたところに、ちょっと夜更かしする日をつくつてやると、かえって調子がよくなります。
あまり、睡眠時間が満ち足りていても、体が寝飽きてくるのでしょう。普段は体によいことをして生活している人が、時々、体に悪いことをするのも、実は必要なのです。いつも穏やかで満ち足りた健康状態を保っていると、それ以上、体の機能は鍛えられません。

限界状態の負荷に接して、体の能力を稔動員して戦うという機会が、なくなってしまうからです。何か負荷がかかって、そこからリカバリーを図る時に、体の機能がより強く鍛えられるのです。

食べ物については、普段、玄米・和食の人は、時々焼肉などを思う存分食べたらよいのです。それで、臭いうんこでもするくらいでいい。睡眠が満ち足りている人は、時々は夜更かしして遊び、翌日は苦しい思いをするといい。いつも快活で明るい人は、たまには、ウンウン悩むくらい精神的なストレスも受けたほうがいい。

風邪も引かないような生活を送っているなら、インフルエンザが流行った時など、わざわざ流行っている場所に出向いて、かかるのも悪くない。かかって熱に浮かされても、解熱剤などは使わない。体は、熟を上げて、リンパ球総動員でウィルスを攻撃し戦っているのです。

治った暁には、免疫力が高まっているでしょう。疲れにくい体をつくるには、基本的には、疲れをためない生活を送りながらも、時々羽目をはずして、疲れてみるとよいでしょう。基本的な健康状態に時折、負荷をかけ、生活のメリハリをつけることが必要だということです。つまり、私が提唱している生き方とは、考え方と実践において、厳格すぎず、おおらかな感覚も併せ持った生き方なのです。ただし、すでに、疲れがたまっている人は、まず、疲れをためない生活を一生懸命、実践するのが先ですので、そこはお忘れなく。

免疫体質をつくるための「週末の食生活」

粗塩をなめる

疲れをためない生活をするには、食事も非常に大切です。

人間が摂取するものには、交感神経を刺激するものと、副交感神経を刺激するものがあります。交感神経を刺激するものの代表は塩。この場合は精製されたナトリウムを指し、これを摂ると交感神経が刺激されて血圧が上がります。
ナトリウムは、交感神経が緊張しがちな人が摂りすぎるとよくありません。しかし、体に活力をもたらすものでもあるため、副交感神経優位になりがちな人や、ラクな環境で育っている子どもには、むしろ必要と言えます。

副交感神経を刺激し、免疫力を高めるものの代表は、マグネシウムやカルシウム、カリウムなどのミネラルを豊富に含んだもの。ほかには、腸の蝶動運動を促す食物繊維を含むもの、腸内環境をよくする微生物を含む発酵食品、苦味や酸味など、体が「いやなもの反射」を起こす食品です。ちなみに、同じ塩と言われるものでも、租塩や天然塩は、ミネラルも豊富に含むので、交感神経、副交感神経の両方を刺激します。疲れやすい人は、努めてこれらを摂るといいでしょう。

週末だけでも玄米の習慣

ミネラルや食物繊維を豊富に含み、副交感神経を刺激するものと言えば、素材を丸ごと食べることができる「丸ごと食品」が挙げられます。

その代表は、玄米でしょう。玄米は、収穫後、もみがらを取り除いただけで、後は丸ごと食べてしまう食品です。その胚芽やぬかの部分に、糖質、たんばく質、ミネラル類、ビタミン類などを含み、人間が生きていくのに必要な栄養素のほとんどをカバーしています。

食物繊維にも富んでおり、腸の働きを高めるため、長時間、副交感神経優位の状態をつくり出す働きがあります。玄米は精白米よりも農薬が残留しやすいと言われますが、私自身は、あまり気にしていません。玄米は副交感神経を強力に刺激して、体の排泄能力を高めるため、少しくらいの農薬なら、体の外に出ていってし事つからです。

もちろん、病気などで毒素を排泄する機能が弱まっている人は、体の声を聴きながら少しずつ食べるなど、量を調節したほうがいいでしょう。丸ごと食品には、ほかに、豆類やごま、乾燥させた小魚や小エビなども入ります。

海藻で腸をまるごと洗浄

食物繊維は、人間の持つ消化酵素ではほとんど消化できません。腸の中では水分を含んで膨張し、便の量を増やして腸管を刺激します。

また、活性酸素を除去したり、消化を助ける善玉菌を増やすのにも役立ちます。食物繊維を含むものは、噛みごたえがあるため、噛む回数が多くなり、副交感神経が刺激されます。食物繊維を含むものとしては、野菜類、海藻類、きのこ類などがあります。野菜類にはビタミンやミネラル、海藻類にもミネラルが豊富に含まれます。

ただ、胃腸の弱い人などは、食べすぎると便秘を起こすので、注意が必要です。発酵食品とは、微生物の働きによって、発酵・熟成させた食品のことで、味噌やしょうゆ、納豆、漬物、ヨーグルトなどがあります。

発酵食品は、食材の栄養素に加えて、微生物の活動の過程で生み出されたビタミンやミネラル、酵素などもー緒に摂ることになります。また腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整え、腸管の免疫機能を高めるので、副交感神経優位の体質を保つことができます。

私たちの体には、体にとって不要なもの、いやなものが入ってきた時に、排泄しょうとする働きが備わっています。それを司っているのが、「副交感神経」です。すでに述べましたが、レモン、梅干し、お酢など酸味のあるもの、また一部の山菜など苦味があるものを食べると、副交感神経が刺激されます。ちなみに、漢方薬の苦さも、「いやなもの反射」を利用して副交感神経を刺激する目的があります。

ゆっくり味わう

食材を選ぶ時は、「毎週、これを食べなくては」と、神経質になる必要はありません。「体によいから」といって、おいしいと感じられないのに、厳格に無理をして食べ続けるのはよくないのです。

無理のない範囲で、徐々に取り入れることが大事です。食事の際は、ゆっくりと時間をかけて、よく噛んで食べましょう。すでに述べたように、よく噛むことで、副交感神経が刺激されます。ただし、食べ物が完全にドロドロになるまで噛む必要はありません。

食べ物による腸管への刺激が弱くなるからです。噛むことも、「自分の胃腸に聴きながら」でよいのです。以上、おもに交感神経優位の人向けに、副交感神経を刺激する食べ方をご紹介しました。現代人は、肉食になりがちですが、肉食だと交感神経優位に傾きます。そういう人はできるだけ、玄米・和食に変えるほうがよいでしょう。

玄米を主食にすると、おかずはあっさり味しか合わなくなります。自然に野菜や、海藻、発酵食品などを中心とした和食スタイルになるから不思議です。私も経験しましたが、何より、玄米・和食スタイルにすると体質が劇的に変わります。

私も玄米を試したところ、1週間ほどで驚くべき効果が出ました。平常体温は36.5度になってポカポカ、肌はツヤツヤ、便通もよくなり、便の臭いもなくなりました。肩こりもなくなつて、すっかり健康になつたのです。当時円キロあって太り気味だった体型も、その後、余分な脂肪が取れ、適正体重の64キロまで減ってスッキリしました。それ以来、私は、三食、玄米・和食にしており、肉はあまり食べません。週に1度くらいは、体のほうが「気分を変えたい」と言ってきますので、そんな時は肉を食べています。

快腸を維持するための玄米

笑いは「免疫力を高める」特効薬

よく笑う人は病気にならない、これは本当か?

「そう言えば、ここ1年くらい、笑ったことがない」がんを患った方と話すと、そう言う人が少なくありません。おそらく、1年も笑いが出ないほど、仕事や精神的なストレスが続き、交感神経の優位が続いて、病気が発生してしまったのでしょう。

あなたは、どうですか?このl週間で、大笑いしたことはありますか?休日には、そうして普段の生活も振り返ってみましょう。

「1週間、ほとんど顔がこわばったままだった」という人には、私は、たまの休日くらい、ゲラゲラ大笑いする機会を持ってもらいたいと思います。
笑うことには大きな効用があるのです。笑いは、副交感神経を優位にします。大笑いした時には、涙や鼻水などが出てくるでしょう。

これは、副交感神経が優位になつたことによって、排泄・分泌が促進されるからです。笑うことで、脳内麻薬と言われるβエンドルフィンが分泌され、気分もよくなります。

また、笑うと、免疫細胞が活性化されます。たとえば、落語を聞いた後には、がん細胞を攻撃するNK細胞が活性化することがわかっています。

笑いに勝る「体温上昇法」はないけ‖

大笑いの効用は、体温が上がり、エネルギー代謝が滞りなく行えるようになることでしょう。大笑いすると、顔がクシャクシャになり、身をよじるような動作になります。

腹筋が筋肉痛になるのではないかと感じることさえあります。笑いによる全身の筋肉の運動で、熱が発生し、熱が血流によって体を巡り、体温が上がります。体温が上がると、体の中で起こるさまざまな化学反応、代謝を媒介する酵素の働きがよい状態になります。

すると、食べ物からエネルギーを摂取したり、古い細胞を新しい細胞に入れ替えたりする反応もスムーズになります。ですから、疲れも取れやすくなり、結果的に病気を防ぐことができるのです。涙が出るほど笑った後には、自分に重くのしかかっていたストレスが、何だかそんなに深刻ではないように感じられ、気分がスカッと軽くなっていることでしょう。

顔には赤みが差し、表情も明るくなり、全身はリラックスしてきます。手間も、お金もかけずに体温を上げる方法と言えば、大笑いに勝るものはないと言ってもいいでしょう。笑いの種と言えば、年配の方は落語でしょうか。今はお笑いブームで、おもしろい若手芸人がたくさんいますから、若い人は、そういう人が出るテレビ番組を観るなどして、休日くらいリラックスしましょう。

体温が低いとガン細胞が活発化してしまう

土日に気楽に始めるといい

疲れが取れる「理想の週末

これまで、疲れない体をつくるための基本的な知識と、実践のコツを紹介しました。

ただ、仕事が忙しく、今日からいきなり実践するのが難しそうという方は、無理をする必要はありません。疲れやすい人は、往々にして働きすぎの傾向があります。働きすぎている人の多くは、真面目な人です。

真面目な人は、ひとつの健康法を知ると一生懸命に覚え込み、厳格に実施しがちです。あまり厳格に実践すると、むしろ「体の声」を聞き落として、自分の体に合たわないことをしてしまい、体調を崩しやすくなるかもしれないのです。

そもそも、今までとは違う習慣を、無理に実行しようとすること自体がストレスになり、交感神経を緊張させ、疲れやすい体質を助長しかねません。

ですから、気楽に休日からでも始めてみたらどうでしょう。なかなか休日を取れない人は、まず休日を取ることから始めればよいと思います。

人間、考え方も、体質も、生活も、人生も、急激に変えることは難しいものです。それぞれに「慣性の法則」のようなものが働いているからです。
体の声を聴きながら、少しずつ努力をして、軌道修正をするしかありません。そぅした中で、ある日ふと気がつくと、「そういえば、ずいぶん疲れにくくなったな」と感じられる状態になつている。

真面目な人、忙しくて疲れている人にとっては、そのくらい気楽に始めるのが、ちょうどいいと思います。そこで、休日から気楽に始めてみる体質改善のコツを紹介したいと思います。

休日は、週単位、月単位で取ることが多いので、それと同様のサイクルで実践できる方法です。

1日単位の疲れをためない実践と併せて読むと、生き方改善のポイントがよりいっそう明らかになるでしょう。皆さんの中には、自分なりのストレス解消法をお持ちの方もいるでしょう。

休日などに好きな趣味に没頭し、仕事のストレスから解放されようとしている方は多いのではないでしょうか。しかし、好きでやっていることが本当にストレス解消になっているのかどうか、一度チェックしてみることも意外に重要です。

たとえば、平日が忙しくて、交感神経が優位気味の人が、休日に、あまり交感神経が優位になるようなことをすると、かえって疲れが増すかもしれません。平日に日を酷使している人が、休日にも目を使いすぎると、ますます交感神経が緊張して疲れます。

休日には、ごろ寝をして、チャンネルを切り替えながらテレビを長時間観たり、ゲームをする人も多いかもしれません。仕事でパソコンの画面を見るよりはましだとしても、やはり目は疲れます。

その最中は、楽しい情報が自動的に流れてくるので、スッキリしますが、夕方ごろ一息つくと、「ちょっと疲れたな」と感じるのが普通です。

やはり休日くらいは、目を休めなくてはいけません。一方、日ごろラクをしすぎて疲れやすくなっている子どもたちが、休日もゆっくり休む生活をしていると、ますます疲れやすくなってしまいます。

お父さん、お母さん、子どもたち家族それぞれに自律神経のバランスが違うでしょうから、それぞれの現状を観察し、バランスを取り戻すのにふさわしい過ごし方をするとよいと思います。

40歳を過ぎたら寝だめはNG

平日に忙しく仕事をしている人のなかには、休日に「寝だめ」をするのが楽しみな人も多いでしょう。

たっぷり時間がある休日にいつもより多めに睡眠を取ることで、何とか体調を戻そうというわけです。「休日の寝だめはよくない」とも言われますが、そうでもないと思います。

理想を言えば、平日に夜遅くまで長時間労働をしないことに尽きます。とは言え、現実には、そんなことを言っていられないほど忙しい人だっているはずです。

でそういう人にとって、健康を守る砦は、休日の寝だめしかないでしょう。少しでも多く寝ることで、副交感神経を優位にし、体を修復するのは意味のあることだと思います。

寝だめをする人は、しない人より、抑うつや不眠になりやすいという報告もあるようです。しかし、だからといって寝だめはよくないと禁止すると、おそらく抑うつや不眠どころか、免疫力が落ちて大きな病気をしてしまうに違いありません。

寝だめをする人が、しない人よりも抑うつや不眠になりやすいとすれば、寝だめをせざるを得ないような平日の忙しさやストレスそのものが、主たる原因だと言っていいと思うのです。

確かに、自律神経のリズムは乱れます。1週間、朝から日中にかけて交感神経がフルに働いていたのに、お昼すぎまで寝て過ごせば、午後まで副交感神経が優位になります。ですから月曜日には、体全体がだるくなりがちなのですが、それでも病気になるよりましです。

寝だめは、疲れをためないためのベストの策ではないけれども、次善の策として、疲れから病気に進ませないためのストッパーの役割を果たしているでしょう。寝だめをせざるを得ない人は、すればよいのです。ただ、その状態のまま胡代、知代を迎えると必ず病気になります。ですから、できるだけ早いうちから、「寝だめをしなくても済む仕事能力、仕事のスタイル」を身につけ、疲れをためない生活をするように挑戦してみてください。

言うまでもありませんが、普段からストレスもなく、交感神経が緊張することもあまりないラクすぎる生活をしている人は、寝だめをすると疲れやすさを助長するだけです。休日こそきちんと起きて、できるだけ活発に活動するようにしたほうがよいでしょう。