「皮膚炎(せつ、よう、面疔、吹き出物、かゆみ)」体内の老廃物が過剰になると皮膚から排泄されるときに炎症を起こす

皮膚炎
皮膚炎

せつは、毛包や皮脂腺に黄色ブドウ球菌などの化膿菌が感染することで起こり、顔面や首、背中、大腿内側などに発生します。顔面のせつは面庁とよばれ、せつが密生したものが「よう」です。俗にいうできものや吹き出物も、同じ現象です。
体内の老廃物が過剰になると、毛穴や皮脂腺から排泄され、そこに細菌が感染して化膿し、老廃物の燃焼を行います。吹き出物は「食べ過ぎ」のサイン。下手に薬をつけるより、「食べずに治す」のが一番です。便秘ぎみの人は食物繊維を積極的にとり、腸の中をきれいに掃除しましょう。

解決法その1「きゅうりの輪切り」

昔からヘチマ水が化粧水として使われたように、ヘチマやキュウリなどウリ科の植物の汁には、美肌効果があることが知られています。ウリには、皮膚の健康に不可欠な成分であるケイ素が多量に含まれているのです。キュウリの輪切りを吹き出物に直接あてたり、キュウリの汁をコットンにひたして患部に塗布すると、吹き出物の治りが早くなり、シミも残りにくくなります。

解決法その2「さといも湿布」

サトイモに含まれる粘液質のムチンは、漬癌予防、解毒などのすぐれた作用があります。サトイモをおろし金などですりおろし、その量の3分の1 のうどん粉(小麦粉) と少量の生姜汁を加えて混ぜ合わせ、患部に湿布すると、腫れや発熱が引いてラクになります

解決法その3「海藻類」

大昔から日本人が食べてきた海藻は、「海の野菜」。海藻は野菜と同じようにクロロフィル(葉緑素) を含み、光合成により生長しますが、栄養価や健康成分は海藻のほうがずっとすぐれています。海藻に含まれる食物繊維も野菜に比べると群を抜いていて、コレステロールや脂肪、糖、発ガン物質などの除去と排泄を促すと同時に、整腸作用もあります。皮膚炎は過食による老廃物の増加が原因なので、海藻を食べて腸を掃除すると回復が早くなります。ワカメやヒジキ、モズク、コンプなどを積極的に食べるのはもちろん、おやつにところてんや寒天を食べる習慣も肌トラブルには効果的です。

「膣炎・子宮頸管炎症・子宮内膜症・卵巣炎」下腹部が冷えると女性臓器の血行が悪くなり血が汚れ炎症が続く

膣炎・子宮頸管炎症・子宮内膜症・卵巣炎
膣炎・子宮頸管炎症・子宮内膜症・卵巣炎

36.5度の体温に満たない人が急増していますが、特に筋肉量が少ない女性は、男性より、も体温が低くなりがち。冷え性の女性は肩こりや頭痛、耳鳴り、便秘、のぼせ、不眠などに悩まされることが多くなります。膣炎や子宮内膜炎など、女性臓たい畑り器の炎症からくる「帯下(女性性器からの分泌物)」の原因も、やはり冷え。下腹部の冷えによって女性臓器の血行不順が起こり、そこに細菌が侵入して炎症になり、発熱や下腹部痛、出血などが起こります。慢性化すると不妊の原因にもなるので、早めの対策が大事です。

解決法その1「ニラ塩湯」

「陽気草」といわれるはど生長力と生命力の強いニラには、殺菌、消炎作用のある硫化アリルがたっぷり含まれています。また、ニラ特有の働きとして、「駆瘀血」作用が上げられます。
汚れたドロドロの血液を浄化して循環をよくし、サラサラにする働きです。ニラの絞り汁に熱湯とハチミツを加えて飲むだけで、おなかがしんから温まり、子宮や卵巣の緊張がゆるみます。女性臓器の炎症はもちろん、生理不順や生理痛など、婦人病にとてもすぐれた効果があります。

解決法その2「大根干葉湯」

生のダイコンは根にも葉にも体を冷やす作用がありますが、天日で干した大根には、強力な保温効果と血流促進作用があります。大根の葉を1~2週間陰干しし、茶色になった「干葉( ヒバ)」2本分と水3リットル、租塩ひとにぎりを鍋に入れ、とろ火で汁が茶色になるまで煎じます。これをタライかベビーバスに入れ、42度くらいのお湯を入れて、腰だけつかります。おなかから腰の血流がよくなり、15~30分で下半身がポカポカになります。

解決法その3「租塩風呂」

大根の葉が手に入らなかったり、干葉湯をつくる時間がない場合は、浴そうに粗塩をひとつかみ振り入れ、よく混ぜてから入浴してもいいでしょう。究極の陽性食品である塩の作用によって全身がポカポカと温まり、15~30分で汗が噴き出してきます。全身浴でもいいですが、疲れているときは半身浴でもいいでしょう。

解決法その4「足浴」

痛みのひどいときは、体力を消耗せず、即効で効果の出る足浴がおすすめです。洗面器に43~4度くらいの熱い湯を入れ、そこにくるぶしから下をつけます。冷めないようにお湯を継ぎ足しながら15~30分、足を温めているうちに、下半身の血行がよくなって痛みがやわらいできます。

「肝炎・肝硬変/胆嚢炎」過食、肉食、アルコールの過剰摂取が肝臓に負担をかける

肝炎・肝硬変/胆嚢炎
肝炎・肝硬変/胆嚢炎

肝臓は、血液に発生した有害物質を解毒する大切な器官です。過食や肉食によって腸内にアミンやアンモニアなどの猛毒物質が生じると、その解毒のために肝臓がフル回転して疲れ、そこにウイルスやアルコールなどが加わると、肝炎を発症しやすくなります。肝硬変は、肝炎が進んだもの。肝細胞が破壊され、肝臓全体が硬くなってしまいます。肝臓が炎症を起こすと吐き気や下痢、倦怠感、腹痛などが起こり、ひどい場合は、腸で作られた有害なアンモニアが肝臓で解毒されず、血液に混じって脳に達し、昏睡を引き起こすこともあります。

解決法その1「しじみの味噌汁」

「土用シジミは腹薬」「シジミは肝臓によい」などと昔からよくいわれます。実際、シジミには、胆汁の排泄や解毒作用を促すタウリン、肝機能を強化するビタミンB12やコハク酸、黄痘を改善するオクタデセン酸などが含まれています。
肝腋の悪い人はシジミのみそ汁を毎日飲んだり、シジミエキスを件りおきするといいでしょう。密閉した清潔なビンに入れて冷蔵庫で保管すれば、数日は保存できます。

シジミエキスの作り方

  1. 砂出ししたシジミを水1リットル入りの鍋に入れ、水が半量になるまで弱火で煮出します。
  2. 汁をガーゼでこし、毎食前にこして、、0.1リットルずつ飲みます。

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解決法その2「生姜湿布」

肝臓病の人の右上腹部は、たいていひんやりとしているもの。これは、肝臓への血流不足をあらわしています。肝臓を温めて血流をよくするには、生姜湿布が効きます。生姜湿布は生姜を使った簡単な手作り温湿布。生姜に含まれるジンゲロン、ジンゲロール、ショウガオールなどが血行を促し、驚くほどの発汗があります。ただし、皮膚にしみて不快感がある人はやらないこと。また湿布をする前後1時間の入浴は、ヒリヒリするので注意。

解決法その3「キャベツ入りにんじんジュース」

イオウ、リン、カルシウムを含むニンジンは肝臓を浄化し、リンゴ酸を含むリンゴは体内の炎症を癒やす作用があります。ニンジン2本、リンゴ1個を皮ごとジューサーにかけるニンジンジュースを朝食がわりに飲むだけでも効果がありますが、さらにキャベツを加えれば、効果は倍増。潰瘍の特効薬として知られるキャベツは、肝機能強化にも強い威力を発揮してくれます。ニンジン2 本、リンゴ1個、キャベツ約100gをジューサーにかけ、1~2回に分けて飲みます。

「膀胱炎・腎盂腎炎」尿道に大腸菌が侵入すると膀胱炎に

膀胱炎・腎盂腎炎
膀胱炎・腎盂腎炎

主に大腸菌によって引き起こされる病気ですが、特に女性の場合、肛門と尿道が近いため、大腸菌が尿道に入りやすくなります。膀胱炎が悪化すると、腎臓から尿路への出口である腎孟に炎症が起こり、腎孟腎炎になります。
勝胱炎の症状は頻尿や排尿時の痛み、血尿などですが、腎孟腎炎の場合、悪寒やふるえのあと、急に高熱を発することがあります。
一番の改善策は、下半身を温めて血行を促し、患部への白血球の供給を促すこと。水分をとって排尿回数を増やしたいなら、冷たい水は避け、生姜紅茶や梅醤番茶を飲みましょう。

解決法その1「ゆで小豆」

ビタミンやミネラル、食物繊維の豊富な小豆は、漢方では「赤小豆」といいます。含有成分のサポニン(ポリフェノールの一種) には強力な利尿作用があるため、脚気や心臓病、腎腺病などに処方されますが、膀胱炎にもよく効きます。小豆50gを水600ccに入れ、小豆が柔らかくなるまでゆでます。黒砂糖で味付けしていただきますが、小豆の苦手な人は、ゆで汁を飲んでもいいでしょう。市販されている粒あんで、お汁粉を作ってもかまいません。

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解決法その2「レタス汁」

レタスの葉を水で煎じて作る「レタス汁」は、膀胱炎や腎孟腎炎によく効きます。レタスには利尿作用、解熱作用がありますが、生のレタスは体を冷やす陰性食品なので要注意。体を冷やすと症状が悪化するおそれがあるので、レタスサラダなどの生食は避け、必ず熟を通してから食べましょう。レタスの葉300gを、600ccの水で半量になるまで煎じます。ガーゼかふきんで汁をこし、1日3回に分け、空腹時に温めて飲みます。

解決法その3「蜂蜜入り生姜紅茶に黒糖をプラス」

「膀胱炎になったら、たくさんおしっこをして細菌を洗い流しなさい」とよくいわれますが、水分のとり過ぎは体を冷やし、かえってばい菌の繁殖に拍車をかけてしまいます。症状を改善したいなら、体を温める生姜紅茶にハチミツを加えて飲みましょう。ハチミツは、古代エジプト時代より解熱剤として用いられた「天然の甘味料」。殺菌効果や整腸効果、鎮静作用があります。生姜紅茶にハチミツを適宜加え、かき混ぜて飲みます。1日3~5杯が目安です。
生姜+紅茶+黒糖の効能はこちら。

解決法その4「きゅうりの浅漬け」

キュウリにはカリウムやイソクエルシトリンなど、強力な利尿成分が含まれているため、漢方では高血圧や心臓病、腎臓尿、肥満症など、利尿の必要な病気によく用いられます。ただし、南方産のキュウリは体を冷やす陰性食品。そのまま食べると逆効果になるので、浅漬けやぬか漬けなど、塩を加えて陽性に変えてから食べます。キュウリは体も冷やすので食べ過ぎには注意です。

「大腸炎・腹痛・下痢」食べ過ぎや肉食の過食が続くと腸内が異常発酵

大腸炎・腹痛・下痢
大腸炎・腹痛・下痢

盲腸炎、虫垂炎、S状結腸炎、直腸炎などが大腸炎に含まれますが、赤痢や腸結核、腸チフス、コレラなどによって起こる大腸炎もあります。下痢、腹痛、発熱が主な症状ですが、悪化すると血便を伴います。大腸炎の原因は、多くの場合、過食や肉食、食物繊維不足。腸内に老廃物が貯まり、腐敗菌が異常発酵することから起こります。

下痢になるのは、腸内の腐敗産物(アミン、アンモニア、スカトール、インドール、硫化水素など)を洗い流そうとして、腸液をはじめ、すい液、胆汁などの消化液が大量に分泌されるためです。

解決法その1「生姜湯」

大腸炎を治すには、腸内の浄化と清掃が必要です。生姜のすりおろしに熱湯を注ぐ生姜湯は下痢で失われた水分をすみやかに補ってくれると同時に、体を温めておなかの痛みを軽減してくれます。また生姜に含まれる辛味成分のジンゲロンやショウガオールには強力な殺菌作用があるだけでなく、抗漬癌作用や腸管内輸送促進件用(消化不良やガスによる腹部膨満に効く) もあります。

解決法その2「野菜スープ」

食欲があり、体力をつけたいなら、ニンジン、ジャガイモ、タマネギ入りの野菜スープがおすすめです。ニンジンに含まれるイオウやリンは胃腸の浄化に役立ちますし、ビタミンCは潰瘍になった細胞組織の再生を促してくれます。タマネギの香り(硫化アリルなど) には、気力・体力の回復を高めてくれる作用があります。これらの根菜類をとろ火にかけ、「最古の調味料」である填で味付けすれば、胃腸にやさしい栄養スープができあがります。

解決法その3「粗塩昆布」

腹痛があるとき、下痢をしているときは、租塩湿布でおなかを温め、腸に温かい血を通わせて回復を促しましょう。租塩は陽性食品の代表的なものです。鉄や亜鉛、マグネシウム、カリウムなどのミネラルが豊富に含まれています。