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「関節痛・筋肉痛」筋肉の酷使よる血行不良

関節痛・筋肉痛
関節痛・筋肉痛

「関節痛」というとどうしてもお年寄りのイメージがありますが、最近では、急速なOA化により若い人でも、パソコンの多用によってひじや手首の痛みを訴える人が少なくありません。肩こり、背中のこりなども増えています。

原因は、関節を覆う筋肉の使い過ぎ。筋肉を酷使した結果、筋肉が凝って固くなり、血液循環が悪くなるのです。血液の流れが悪いということは、筋肉を動かすのに必要な栄養や酸素、水が十分に補われていないということ。

そして、痛みをこらえて筋肉を使い続けると、さらに血液循環が悪くなり、悪化してしまいます。患部を温めて血行を促し、マッサージでこりをほぐしましょう。

解決法その1「梅干し湿布」

陽性食品である梅干しには、強力な血液促進作用があります。大きめの梅干しの果肉をつぶしてガーゼに塗り、痛い部分に貼れば、血液循環がよくなって痛みがやわらぎます。
また「赤い色は気力を高め、血行をよくする」といわれるように、梅干しの赤い色には、交感神経の働きを活発にし、元気を促す作用もあります。毎朝、梅干しを食べる食習慣も健康の秘訣です。

解決法その2「生姜味噌汁」

江戸時代、関西人は「関東人は田舎者だから、ネギの白いところまで食べる」とバカにし、江戸っ子は「関西人はケチだから、ネギの青いところまで食べる」と笑ったという話がありますが、関東と関西では、ネギの品種や栽培法が違うだけ。
ネギの青い部分にはβカロテンやビタミンB2、C 、ニコチン酸、カルシウム、リン、マンガンなど、体に必要なビタミンやミネラルが含まれていますし、白い部分には血行をよくして体を温める硫化アリルがたくさん含まれています。
どちらを食べても、ネギは利尿・発汗作用を促し、体温を上げてくれます。8 4を活発にし、元気を促す作用もあります。冷えを改善する生姜入りのみそ汁にきざみネギをたっぷり入れて飲めば、こりや痛みがスムーズに改善されます。
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「肩こり」緊張や、冷えなどのストレスが原因

肩こり
肩こり

「痛みが出る」ということは、体が冷えているサイン。ストレスをためこんだり、同じ姿勢のまま作業を続けると血行が悪くなって体が、冷え、こりと痛みが出るようになります。
最近は、長時間のパソコン作業によるストレスが肩こりを引き起こしているケースも増えています。
こうした場合は、モニターの調整や定期的な目の休憩が必須となります。

痛みを放っておくと肩が上がらなくなったり、頭痛を引き起こすこともあるので、早めの対処が大事です。適度な運動で筋肉をほぐしたり、入浴して体を温め、血流を促すなどの生活習慣が大切です。

解決法その1「トウガラシチンキ」

強烈な辛味はカプサイシンで、食欲増進や殺菌作用のほか、血液循環を強力に促すことでも知られます。トウガラシの保温効果は昔から知られており、旅人は道中、おなかや腰の冷えを防ぐため、腹巻きの中にトウガラシを入れて歩いたとも言われています。トウガラシをホワイトリカーにつけて作ったトウガラシチンキを患部に塗布すれば、首や肩のこりや痛みが即効で改善されます。

解決法その2「トウガラシ風呂」

七味唐辛子をふった熱々のそばやうどんをフープーいいながら食べると、体がしんから温まって汗が出てきます。これは、トウガラシの持つ強力な保温作用と血液循環作用です。このトウガラシを布袋に入れ、湯船に浮かべたトウガラシ風呂に入れば、体がじわじわと温まり、おだやかに痛みが改善されます。肩こりだけでなく、腰痛や関節痛にもよく効きます。

解決法その3「粗塩風呂」

陽性食品の代表である粗塩を入れた租塩風呂も、体をポカポカに温めて血行をよくしてくれます。粗塩をひとつかみ、またはこりの症状がひどい場合は1袋(500gを浴そうに入れてよく混ぜ、じっくり入浴しましょう。あまった租塩を手に取り、肩やうなじをマッサージすると、さらに効果的です。
肩こりや腰痛を軽減するには、41~42度の熱いお湯がおすすめです。温熱による血管拡張作用で血行が促進され、こった筋肉への酸素供給や栄養補給が増し、こりの改善に役立ちます。

「腰痛」下半身の冷えや筋肉の衰え

腰痛
腰痛

腰は体の重要部分。腰痛があると歩くのはもちろん、寝てもたっても座ってもつらく、日常生活に支障を来します。特に座りつばなしの仕事をしている人は、腰に水分がたまりやすく、冷えて血行が悪くなりがち。
腰に負担をかけないようクッションをあてる、背筋をまっすぐに伸ばして座るなどを心がけるのはもちろん、こまめなストレッチで腰の筋肉をほぐし、腰痛を予防しましょう。
お年寄りの腰痛は、腰から下の筋力低下が原因。無理のない運動で筋肉を刺激し、血行を促しましょう。

解決法その1「よもぎ風呂」

ヨモギはお灸に使われていることからも、抜群の温め効果があることで知られます。漢方でも食欲増進や止血、下痢、腹痛、胸焼けなどを抑える薬に使われたり、若葉は草餅に使われるなど、利用価値の高い植物です。
腰痛を治したいなら、ヨモギ6~7本を細かく刻んで水で煮出し、こした煮汁を浴そうに入れた「ヨモギ湯」に入りましょう。体がポカポカと温まり、腰の血流がよくなって、つらい痛みが軽減します。

解決法その2「カイロ」

冷えた患部を温めて血流を促すには生姜湿布がt番ですが、外出するときは、手軽に使える貼るタイプのカイロや温湿布がいいでしょう。
痛む部分に直接あてておけば、効率よく痛みをとることができます。
ただし、素肌に貼ると低温やけどをするので、腹巻きや衣服の上から貼りましょう。また、就寝中の使用は低温やけどをすることがあるので、慎重に。不安なら、日中だけ使うようにしましょう。