Home > 2015年

「前立腺炎」長時間座っていることで血流が悪くなり炎症を起こしやすくなる

頻尿は長時間座ることがよくない
頻尿は長時間座ることがよくない

前立腺は膀胱に隣接する男性生殖器で、精液の一部を産生しています。尿道や体内の他の場所の細菌が前立腺に感染すると、前立腺炎になります。

急性の場合は排尿時痛や残尿感があり、頻尿になります。症状が進むと、濁った尿や血尿が見られ、発熱します。慢性の場合は下腹部や会陰部に鈍痛があり、排尿痛や残尿感を覚え、放っておくと勃起不全に陥ります。
運転手など、長時間、股間部を圧迫しながら座っている人に多く見られる病気なので、できるだけ歩いたり、半身浴をするなどして、血流を促すことが大事です。

解決法その1「半身浴」

みぞおちから下の部分だけを湯につけて入浴する半身浴は、下半身を集中的に温めて、腎臓を含めた磨から下の血流を促します。その結果、排尿量が増えて体が温まり、免疫力が高まるため、炎症の改善に役立ちます。
ひとつかみの租塩、または生姜1個をすりおろしたものを浴そうに入れれば、さらに温浴効果が高まります。
半身浴のメリットはこちらです。

解決法その2「和食」

最近増加している前立腺ガンは、男性ホルモンの過剰が原因。男性ホルモンはコレステロールを原料にして作られるので、前立腺ガンを予防したいなら、肉や卵、牛乳、バター、マヨネーズなどの欧米食を控えましょう。
ガンの予防と治療には、ビタミンA、C、Eの豊富なニンジンジュースが効きます。これを朝食がわりに飲み、昼と夜は和食中心のメニューにするといいでしょう。

「精力減退」元気がでない下半身には根菜類で元気をつける

精力減退
精力減退

加齢により下肢や腰の筋力が低下し、下半身が細くなってくると、下肢が冷えやすくなり、腰痛やひざの痛み、むくみ、頻尿、インポテンツなどの症状や、老眼、耳鳴り、聴力低下、抜け毛、白髪などの老化現象が日立ってきます。

こうした症状を、漢方では「腎虚」といいます。「腎」とは、腎臓も含めた泌尿器や生殖器をさします。腎の働きを活性化させるには、運動が効果的です。
また、人間の下半身に相似するのは植物の根ですから、根菜類も効きます。「ニンジン2時間、ゴボウ5時間、ヤマイモたちまち」は、ウソではないのです。

解決法その1「やまいも」

昔からヤマイモ、サトイモ、ウナギ、ドジョウ、ナマズなどのヌルヌルしたものは精力剤になるといわれます。ヌルヌルの主成分はムチンで、タンパク質の吸収をよくし、滋養強壮効果を発揮します。
中国の薬物書の古典「神農本草経」には、「ヤマイモは虚弱体質を補い、長寿を得られる」とあります。
漢方でも、「胃腸や肺、腎臓の働きを強化し、頻尿、帯下、腰痛などに効く」とされています。漢方薬「八味地黄丸」の主成分はヤマイモで、足腰の冷えやむくみ、痛み、頻尿、老眼、白内障、骨租軽症、インポテンツなど、老化による症状や病気に、よく効きます。とろろそばや麦とろにして、積極的に食べるといいでしょう。

ぬめり成分が消化吸収を良くする長芋(山芋)

解決法その2「カキ」

その栄養価の高さから「海のミルク」と呼ばれるカキには、エネルギー源になるグリコーゲンがー100g中6gも含まれるうえ、ビタミンB群やカルシウム、鉄、銅、マンガン、ヨードなどのミネラルがたくさん含まれています。また、「セックスミネラル」と呼ばれる亜鉛を多く含むため、精力減退に抜群の効果を発揮するといわれます。

「うつ・ストレス・自律神経失調症」心の病気と言われるうつはシソが効果的

うつ
うつ

うつの症状の始まりには「のどの違和感(のどに何かがつまっている感じ)」や「とり越し苦労」を感じることが多く、さらに進むと食欲や性欲の減退、不眠症や早朝覚醒、やる気や自信の喪失、朝方の不調などが生じます。

これらの症状を「気鬱」と呼び、「気の流れの滞りから生じる」と湊方では考えます。
気鬱の原因は、体の冷え。理想的を体温は36.5度ですが、うつやストレスに悩む人の多くは、35度台がほとんどです。体温を上げ、汗をかけば気の流れがよくなり、ゆううつな気分を発散できます。
体温を上げる方法はこちらで紹介されています。

解決法その1「シソ入りニンジンジュース」

うつ病や自律神経失調症に用いられる漢方薬「半夏厚朴湯」には、シソの葉と生姜がたっぷり配合されています。これらは、体を温めて「気を開く」、つまり「気の流れの滞りを除去し、気分を明るくしてくれる」作用があるということで、2000年以上も前から、心の病に用いられてきました。毎日、朝食がわりに、ニンジンとリンゴで作るニンジンジュースにシソの葉を加えたジュースを飲みましょう。

解決法その2「ウォーキングなどの運動」

うつ病は1月から3月までの寒い時期に発症することが多く、うつ病の人が最も不調な時間帯は午前中。気温や体温が低いはど、うつ傾向が増すのです。
つまり、うつを追い払うには、体温を上げればいいということ。体温が上がると、かじかんだ心がゆるみ、気持ちが前向きになるのです。戸外に出て、ウォーキング運動を行えば、筋肉が鍛えられて体温が上がると同時に、外の新鮮な空気を吸うことで気分転換ができます。

解決法その3「赤を着る」

ストレスをかかえたサラリーマンが帰宅途中に「赤ちょうちん」に寄るのは、生理学的な理由があります。人は赤を見ると交感神経の働きが高まってゆううつな気分が吹き飛び、気力が湧くのです。
色彩学的にいえば、赤い色からは電磁波という「気」が出て、血行をよくし、気力を高め、食欲をそそるといわれます。赤い下着やシャツなどを身につければ、皮膚の血行がよくなり、体温が上昇し、気力が高まります。赤いパンツや靴下を身につけるだけで体温が上昇し、ゆううつな気分が晴れてきます。うつが進行すると、着るモノ、履くモノ、そういったものへの興味が薄れてしまいます。

解決法その4「感謝の気持ち」

世界で初めて「ストレス学説」を打ち立てたカナダのノーベル医学賞学者・セリエ博士は、「ストレスを解消させるために最も大切なことは、東洋人特有の、感謝の気持ちを持つことである」といいました。
神仏や自然、周囲の人々に感謝の気持ちを持つようにすると、怒りや悲しみ、イライラなど、「小さな心」から抜け出すことができます。
たまにはルーチンワークから離れて、カラオケや趣味に打ち込むのもいいでしょう。楽しいことをすると体温が上がり、脳から快感ホルモン・β -エンドルフィンやセロトニンが分泌され、精神疾患の予防・改善につながります。

体を動かせば心も動き始める

気分がよい時期は、散歩などで体を頻繁に動かしていると、ストレスが解消されて心身の調子がよくなります。運動ができないぐらい体調が優れなくても日常的に体を動かすことを習慣化しましょう。

慢性期には軽い運動を無理せずに
うつ状態である急性期は、無理に体を動かそうとするのは逆効果になります。しかし、うつ状態が慢性化していて、重い症状がなく症状が安定しているときには、体を動かしたほうがいいでしょう。
ウォーキングやジョギング、スポーツクラブでのトレーニング、テニスなど自分の好きな運動をすると気晴らしになり、心身の調子がよくなります。
体をうごかすこと、運動は義務では内
ただし、運動をやらなくてはいけないと義務のように考えるのは禁物です。運動はあくまでも楽しく実行するのが目的です。ストイックに毎日続けることに意識が集中するのは逆効果です。気分がのらないときなどは家の中で体をやすめましょう。
活動的に過ごす
運動するだけでなく、買い物にでかける、温泉旅行に出かける、ドライブをするなどどんなことでもいいので、自分が楽しいと思えることで体を動かしましょう。
外出するまでもなく、家の中にもできることがあります。掃除や庭掃除は運動量も多くおすすめです。