腸の免疫力を高める方法 > 長生きの腸から学ぶ

元気な体で長生きするには fine live long

花粉症で円形脱毛症が治る?

突然ぼっかりと穴が開いたように「10円ハゲ」ができる、円形脱毛症。これには免疫の「異常」が深くかかわっています。

円形脱毛症は、生まれたばかりの赤ちやんからスポーツ選手、お笑い芸人、女優まで、男女や職業を問わずいつだれに出るかわからない、謎の多い病気です。10〜40歳がピークで、4割以上がアトピーの素因をもち、「アトピー性円形脱毛症」という病名もあるほど。

数カ所に脱毛がおきたり、頭全体に及ぶこともあります。花粉症がひどくなると円形脱毛症が治る例も見られ、主因は体内のアレルギーが合併することなどによる「自己免疫異常」(免疫が暴走して、自分を激しく攻撃してしまう症状)ではないかと考えられています。

ある女優さんが「結婚への準備を進めるうち、ケンカが多くなって、こんな状態で大丈夫だろうかとネガティブなことばかり考えていたら、円形脱毛症になった」と告白したように、精神的ストレスは大きな引き金になります。

アレルギーをもっていない人の場合は、ストレスなどによって自己免疫異常が一時的に発生し、毛母細胞などに攻撃の矛先が向けられます。アレルギーをもっている場合もストレスが引き金になって発症し、アレルギーによって重症化します。ストレスが原因の場合は、そのストレスやプレッシャーがなくなれば、9 割は半年以内に完治します。

僧侶はどうして長寿

法然は80歳、親鸞は90歳、天海は100歳を超える長寿でした。しかも、皆、ボケませんでした。そのほかにも100歳まで生きた僧侶は数知れず。どうしてお坊さんという職業は、ボケずに長生きをしやすいのでしょうか。

現代のお坊さんも、2010年に107歳で大往生した永平寺貴主・宮崎変保氏や、同じく107歳で1983年に逝った京都・清水寺貢主・大西良慶氏を筆頭に、100歳を軽く飛び超える長寿者がひきもきりません。

超長寿のお坊さんのライフスタイルを免疫力の観点から見ると、なるほど、と合点のいくことがたくさんあります。

「定年がない」という幸せ

サラリーマンの定年はだいたい60歳ですが、仕事一筋に生きてきた人ほど、退職したとたん「本当に楽しいと思える趣味がない。仕事を抜きにつき合える友人もいない」と、どっと老けこんでしまう傾向があります。

特に「一部上場企業のまじめ部長」で定年を迎えた人は、現役時代にストレスが多すぎるのか、7年ぐらいで亡くなる例が多いと、生命保険会社の調査でもわかっています。

同じようにバリバリ仕事をして定年になっても、女性のほうは合い間にちやんと趣味も仲間も見つけて、元気に長生きするのに男性はダメです 。

対してお坊さんの60歳は、まだ「ひよっこ」扱い。「僧侶としての本当の勝負は鮒歳から」という世界です。まさに死ぬまでお勤めができるわけです。知り合いの60歳の住職が「坊主の世界は、70歳でもまだ鼻たれ小僧。上に長老がい〜つばいひしめいておられて、みなさんお達者で」と苦笑いしていました。「なすベきことがある」ということが、最高の長寿法なんですね。

読経と作務は、理想のNK活性運動

健康の秘訣として、表現はよくないのですが「運動はちんたら、ちんたら」と申し上げます。お坊さんの生活には、ほどよいNK活性運動がちりばめられています。

まず毎日、無心にお経を唱えます。声をはり上げたり、仏を心に念じて静かに唱えたりますが、共通するのはすばやく息を吸い、声とともに長く息を吐くこと。

白隠禅師は、へその下の「気海丹田」に気を集中させる呼吸法で、自らと多くの弟子の病を治したと言われます。

現代科学に照らすと、お経を唱えることで、自然と腹式呼吸になって自律神経が整うとともに、背筋が伸び、体温が上がって血流がよくなります。

腹から大声を出すことは「大笑い」と同じ、大変有効なストレス解消法。また、無心になることで、ストレスから離れられます。そして伝統的なお寺では、読経や座禅などの合間に、典座(炊事)、掃除、洗濯、まき割り、風呂焚きなどの「作務」を行います。これぞ理想の「ちんたら、ちんたら」全身運動です。女性が長生きなのも、生涯を通じて、家事でほどよく体を動かすことが大きいでしょう。

人とよく会う

年をとって腰や膝が弱ってくると、ついつい出不精になってしまいがち。家にいて1日ほとんどだれとも話さないと、表情まで「死んで」、免疫力がどんどん衰えます。「廃用症候群」という言葉があり、人間の体は使わないとみるみる衰えていきます。その点、お坊さんは毎日あちこちに呼ばれて、いろいろな人と接します。そうやってみなさんから「生きる力」をいただいているというわけです。

よく歩く

「寿命は歩く距離に比例する」という言葉がありますが、前述したように、毎日ジョギングを、などと意気込むと体に毒になってしまいます。

気ままに散歩、くらいの気持ちで、ちんたら歩くのがいちばんです。お坊さんの場合は、庫裡から本堂まで歩くだけでもかなりの距離になります。大法要の時などは準備のために、何度も往復します。「仏様に歩かせていただいている」のですね。最近は運動不足で生活習慣病になるお坊さんも、とても多いようですが。

意外にマイペース

お坊さんの食生活と言えば、基本は腹7~8分目の精進料理。しかし、お釈迦様も布施された肉はいただいていたように、肉食が禁じられているわけではありません。

また、戒律で酒を飲めないことになっていても、日本の寒い山の上のお寺では「般若揚」と呼んで、熱欄で体を温めます。

そう、お坊さんの生活には意外に「抜け道」が多い。私は仕事柄、いろいろな分野の人とお目にかかりますが、とりわけ「高僧」と呼ばれる偉いお坊さんほど自分に正直で、悟りを開いて、好き勝手に生きている日本人はいない気がします。

会食でも、なんでもよく召し上がるし、よくしやべる。1 0 7 歳の長寿を全うした大西良慶氏は、長寿の秘訣を聞かれると決まって「よく食べて、よく働いて、よく眠ること。この3つが回転してこそ、信仰生活もよく保たれる」と答えたそうです。

普段は精進料理が基本でしたが、やはり会合では肉も魚もよく召し上がり、80 代の時に、大好きなモチを一度に12個食べたというエピソードも残っています。お酒も大好きだったそうです。こういう、けたはずれにマイペースな人が、お坊さんにはとても多いです。

規則正しい生活リズムと心の平安

そして、お坊さんの普段の生活は、早寝早起きで、決まった時間に「お勤め」をして、とても規則正しく、信仰と座禅で「心の平安」が保たれています。瞑想の達人だったお釈迦様は、「目の前に雷が落ちても微動だにしなかった」そうです。キリスト教のイエス・キリストの寿命は34歳。イスラム教のマホメットは62 歳。世界三大宗教の中、仏教のお釈迦様だけが、当時としては信じられないほどの、80歳という長寿でした。仏教は「長寿の宗教」なんですね。

タバコは本当に「悪」なのか

タバコと言えば、いまや猛毒のような扱い。禁煙運動も盛り上がって喫煙者は半減しましたが、アメリカでも日本でも、なぜか肺がんで亡くなる人は増える一方ですね。

一方でアメリカでは「タバコを吸う人は、吸わない人に比べて潰瘍性大腸炎にかかる率がほぼ半分」という統計が出ています。タバコの菓に含まれるニコチンに、炎症を抑える働きがありそうだと、医療の現場ではニコチンガムやニコチンパッチ(皮膚からニコチンを吸収する貼り薬) による臨床試験が世界中で行われています。

出血性下痢や腹痛などの症状がやわらぐ例が、数多く報告されています。最近の研究では「タバコの煙にごく少量含まれる一酸化炭素が、潰瘍などの治療に有効」という仮説が浮かんでいます。

腸炎を自然発症したマウスに、ごく微量の一酸化炭素を吸わせると、炎症のもとになる物質の発生が抑えられることが確かめられ、こちらも臨床試験が始まっています。

愛煙家が「一服すると心が落ちつく」と感じる理由も、科学的に解明されつつあります。ニコチンが神経系と免疫系の連絡役をして、セロトニンなどの、精神安定物質を脳内に放出させるようです。セロトニンは免疫力を高めます。

現在、ニコチン由来の医薬品の研究は、傷の治療、うつ病や統合失調症、アルツハイマー病、ADHD(注意欠陥多動性障害)などさまざまな分野で、活発に行われています。

タバコはもともとアメリカインディアンたちの間で、「悪霊を追い払う万能薬」として珍重されていました。アメリカ大陸発見によってヨーロッパに伝わり、1560年に、フランス王アンリ2世の公使、アン・ニコが「これまで不治とされてきた腫れ物や、ただれた古傷を治す薬草」として母国にタバコを紹介します。

これが「ニコチン」という名の由来になりました。タバコはヨーロッパで、咳や喘息、頭痛に効く薬として大流行し、家庭の常備薬になりました。特にイギリスでは、結核などの空気感染の予防薬として、なんと学校で子どもたちに吸わせていた時代もあったほどです。柑世紀のヨーロッパでは「腸の病気に苦しむ患者には、肛門からタバコの煙を吹きこむ」療法が行われていました。19世紀以降の近代医学によって、タバコの害がしだいにクローズアップされるようになりました。

JT(日本たばこ産業) の研究職は、タバコを吸うのも仕事のうち。そんな方に聞くと、職場の同僚や先輩後輩に、肺がんになった人はほとんどいないそうです。

J T社員の健康データはきっちりとってあるようなので、世間の肺がん死亡率などと比べてみたら、意外な事実が浮かび上がるかもしれませんね。

若い時はともかく、50歳ぐらいまでタバコと線が切れなかった人が無理して禁煙すると、そのメリットより、ストレスのデメリットのほうが上回り始めるのではないかと考えられます。人に迷惑がかからない範囲で「きょうも元気だタバコがうまい」と感謝して、楽しく堂々とタバコをくゆらせたほうがNK細胞は元気に働きます。

肉好きは堂々とステーキを食べればいいし、甘いもの好きはおやつを楽しんだほうがいい。公式記藤史上の長寿世界一は、1 22歳で亡くなったフランス人女性のジャンヌ・カルマンさん。最晩年まで、好物のチョコレートを週に900gも食べ続けていたそうです。ただ、肥満体の超長寿は少ないので「腹八分目」は守ってください。

男は女がいないと早死にする。でも女は…

男と女の「長生きの条件」について、おもしろい話があります。男性は、奥さんでも娘さんでも恋人でもいいのですが、一女性がそばにいるのといないのとでは、長生きする率が全く違ってきます。

一生独身でひとり暮らしの男性は、結婚した男性に比べて、7、8歳寿命が短い。70歳ぐらいの男性で女っ気のない人や、奥さんに先立たれた人は、数年であの世からお迎えがくることが多い。そんな報告が数多く発表されています。

男性はだらしがないですから、女性がそばにいてうるさく言ってくれないとすぐダラけて、服装も食事もどうでもよくなる。なにもかも投げやりになって、生きる意欲もなくしてしまうんですね。

米でも日本でも、高級な老人ホームでは、食事の時、スーツのようなきちんとした服に着替えてダイニングルームに行くのがルールです。服を着る動物は人間だけで、みだしなみは社会的コミュニケーションの基本。身なりにかまわなくなると、人間がこわれていくことをホームの経営者はよく知っているんですね。

そして女性のほうは、生涯独身でも長生きする… いや旦那がいないはうが、むしろ長生きするんです。女性はしっかりしているからひとりでもちやんと暮らせるし、生きがいや、仕事と関係ない友だちもうまく作れる。

むしろ身近に男がいると、イライラするし家事も増えるし、大変なストレスになるんですね。命を削って一緒に暮らしてくれる女性のいる男性は、くれぐれもたいせつにしてください。そうそう、男性の長寿に最も大切なのは「お茶目なエッチ心」「現役気分」で、これは前述したグルジアの若い女性好きのおじいさんたちから、120歳を迎えて長寿の秘訣をたずねられ、「(女性のタイプは) やっぱり年上の女、かのぅ」と答えた泉垂千代さんまで、すべての男性に共通するキーワードのようです。

男は枯れたら終わり。生涯ムラムラし続けることです。余談ついでに、アメリカ・ハーバード大学の先生が、1 0 0 歳以上まで生きた女性の出産を調べたら、40代で出産をしている人が、きわだって多かったそうです。

以前は女性の長寿は、「女性ホルモンのエストロゲンのおかげ」とされていましたが、これも長期間の分泌、大量分泌は体にさわる、というのが現在の通説です。妊娠中はエストロゲンが抑制されるので、40代で妊娠すると生理が早めにあがったのと同じ状態になり、エストロゲンの「害」から守ってくれるようです。

23時以降は免疫力が低下する

時間のストレスも、免疫力にダメージを与えます。たとえば夜更かしの多い不規則な生活や、海外出張などで時差にふりまわされる生活。深夜から朝方まで勤務する「昼夜逆転」の勤務形態。

そういう時間のストレスが長く続くと、年齢を問わず、体をこわしてしまいます。

深夜のコンビニエンスストアや居酒屋で働く人には、若くてもがんが多いと聞きました。いわんや中年以降は、無理な徹夜などはしないことです。がんやウイルスをたたくNK細胞の働きは、朝起きてから徐々に高くなり、夜=時を過ぎると低くなります。深夜まで起きて仕事をしていると、NK活性はストンと落ちるわけです。あまりストイックな生活もよくありませんが、かといって昼夜逆転の生活も、健康を損なってしまいます。

休日に風邪をひいてしまうのは

忙しくて飛び回っている時は、寝不足でも元気なのに、連休にゆっくりしていると風邪をひいてしまいます。花粉症で鼻水をかみっばなしだったのに、社長に呼ばれたらピタッと止まった。これはだれでも経験があると思います。

都会の生活に疲れていなかでのんびり暮らし始めたとたん、うつ状態になったり、がんが見つかったり、という話もよく聞きます。逆に、過労や激しい運動のしすぎで体をこわす人も、たくさんいます。

体の不調には、自律神経が大きくかかわっています。自律神経は、「汗が出る」「鳥肌が立つ」「胸がドキドキする」など、意識と関係なく自律的に働いている神経。緊張した時に優位になる「交感神経」と、リラックス時に優位になる「副交感神経」のふたつがあり、ほぼ12時間交代で、日中は交感神経、夜間は副交感神経が優位になるのが理想です。

自律神経は、感情、体調、気温などによってどんどん変化します。肉体的、精神的に追いこまれると、自律神経の中の交感神経が優位になり、頭が冴えて集中力が高まります。自律神経は、血行も左右します。じっとしている時に交感神経が働くと、体の中心の血行がよくなります。

だから、緊張すると顔がほてったり、背中に汗が吹き出したりするんですね。体の中心の血行がよくなれば臓器が温まるので、脳や腸の働きも免疫力もアップします。過労は寿命を縮めますが、ほどよい忙しさは集中力を高め、病気を遠ざけます。

逆に副交感神経が働くと、手足の先などの、末端の血行がよくなります。だから、眠い時は手や足が温かくなるんですね。

ジョギングは体にNG

メタボ対策でジョギングをする人が増えていますが、体に負荷をかけすぎる激しい運動は、NK細胞の動きを低下させます。

紫外線も免疫力を落とします。体をきたえていない一般の人はなおさら、くれぐれも気をつけてください。激しい運動をする時、筋肉は多くの酸素を必要とし、筋肉の血液量も多くなります。人体内の血液の量は一定ですから、どこかの血液量が増えれば、どこかが減ります。

まっさきに使われるのが消化管の血液です。消化管には、身体の3割弱の血液が集まっていて「血液の予備タンク」になっているので、いざという時に動員されてしまうのです。運動中は、交感神経が優勢になり、心拍数も増加します。

身体が運動に適応するように、神経が心臓や筋肉をコントロールするわけです。この時、消化管は交感神経によって働きが抑えられます。まず腸のぜん動運動(便を先に送る動き) が弱くなり、消化したものを肛門に向かって押し運ぷ機能が抑制されます。ブドウ糖などの低分子のものや水分は問題なく吸収できるので、ドリンク類が重宝するわけです。そして運動が終了すると、動員されていた血液が消化管に戻ってきます。これを「再灌流」と呼びます。消化管にとつては節約モードでやりくりしていたところへ、いきなり100 % の血液がやってくるので、オーバーフローしやすい。

ハーフまたはフルマラソンに出場した24 人の便を調べた研究で、うち20 人に血便が認められたとの報告や、市民マラソンランナーの6.1% が、腹痛や食欲低下などの消化管症状を訴えたという報告があります。(特に、早朝に走ることはおすすめできません。ホルモンのサイクルが乱れがちな60歳以降の人には厳禁と申し上げたい。ジョギング中に突然死した中高年のほとんどは朝に倒れています。

冬の朝は、寒さで血管が収縮して血圧が上がるのでますます危険です。体内の機能やホルモンが寝ぼけているうちに走ると、運動が逆効果になることが多いのです。どうしても走るなら、夕方のほうがいい。健康管理もまじめにがんばりすぎず、ひと駅分多く歩くぐらいの、ほどよい負荷のはうが免疫力にはプラスに働きます。

長寿のための10の習慣

1.よく出歩く
陽気でクヨクヨしない人、ストレスを発散する場や仲間に恵まれている人は、NK細胞がしっかり働くので病気になりにくい。よく出歩く人は、前向きで人とよく会う、ということですから、年をとつても医者いらずで暮らせるでしょう。
2.ゲラゲラよく笑う
大笑いは、確実にNK活性を高められる、ありがたい習慣です。たとえ病床にあっても、腹をゆすって大笑いすることを、歯磨きと同じ日課にしましょう。
3.夜更かしはしない
若い人でも、深夜のアルバイトを続けると体をこわします。NK活性がダウンする夜1時から午前2時は熟睡タイムと心得て、早寝早起きを。
4.細かいことは気にしない
小さいことにくよくよ、かりかりしていたら、年中、苦虫をかみつぶす人生になって早死にします。うまく気持ちを切り替えましょう。
5.なんでも、ほどよく食べる
東京都の100歳以上のお年寄り調査では、肉も魚も卵も乳製品も野菜も、なんでもよく食べている人が圧倒的多数でした。腹八分目に、バランスよく食べましょう。
6.夫婦仲をよくするなど異性に関心をもつ
特に男性は、身近に「女っ気」があるかどうかで、寿命が全く違ってきます。いくつになっても異性にムラムラできる人は、果報者です。こちら
7.ちんたら運動する
ストレッチ、散歩などを、マイペースで続けましょう。階段の昇り降りは、ただ歩くより何倍もの健脚効果があるので活用しましょう。
8.趣味をもつ
趣味をもつと外出する機会が増え、人との新しいつながりができることも非常にいいですね。「無縁死」とは無縁な人生にしましょう。
9.本音を言える友をもつ
なんでも打ち明けられる友がいれば、苦労を乗り切れます。「友情は喜びを2倍にし、悲しみを半分にする」(シラー) という言葉は真実です。
10.ヨーグルト、乳酸菌飲料、納豆などの発酵食品やキノコをよく食べる
腸の環境を整え、NK活性を高める発酵食品とキノコを、いろいろ取り混ぜて積極的に食べましょう。ヨーグルトがお腹を冷やすようなら、少し温めてどうぞ。

長寿者(100歳以上)の元気な人の腸内はこうなっている

大腸ガンが急増中、小腸ガンは聞かないけれど…

日本では男女共に大腸ガンが急増していますが、周囲の方で小腸がんになってしまったという人はいません。大腸がんはいま、日本人女性のがんによる死因のトップ、数年後には国民の死因のトップになる勢いで増え続けています。

同じ腸なのに、なぜ大腸がんは多く、小腸がんはないのでしょう。これは「医学界の七不思議」と言う人もいる、奥の深いミステリーです。がんだけではありません。大腸の病気は、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群など、よく知られているものだけでもいくつもあるのに、小腸本体の空腸や回腸に特有の病気というのはなかなか耳にしません。

口から食道を通って、胃、小腸、大腸、肛門にいたるまでの1本の長い管を「消化管」と呼びます。その中で小腸(十二指腸+空腸+回腸) は全長約7  mもあり、全消化管の.75% を占めています。表面積で言えば、大腸1 に対し小腸9ぐらい。名前はスモールでも、占有率から言うと大腸より小腸のほうがずっとビッグ。小腸は消化の中枢をにない、自己判断でせっせと正確に激務をこなしています。

対する大腸の働きは、食べカスの水分を吸い取ることと、便をためておくこと。祖先が魚から両生類へ進化して陸に上がってきた時、水の中のような「たれ流し」スタイルでは、敵に居場所がすぐわかって襲われてしまうから、便を一時ためておくための大腸が「増設」されました。

ともかく小腸のほうがずっと精密でデリケートな作業を受けもつているのに、消化管の腫瘍に占める小腸がんの割合は、0.00 いくつというレベルです。

大学病院の外来でも、小腸がんの患者さんは数年にひとりいるかいないかです。それも「入り口」の十二指腸がほとんどで、小腸の本体、空腸や回腸のがんは、極めてまれです。日本だけでなく、中国でもインドでもアメリカでもヨーロッパでもアフリカでも、世界中どこでも同じです。

小腸がんのない理由として一般的に言われているのは、「発がん性物質の分解酵素が、大腸よりも強く働くため」「免疫細胞の働きが非常に活発だから、がん細胞を排除する」などがあります。

ストレスまみれの大腸をストレスから救え

小腸は生物の原点で、何億年もの進化の歴史をくぐり抜けてきた器官だから、めったなことでは病気にならないのではないでしょうか。
もし小腸が簡単にやられてしまうなら、その生物は種をつないでいけません。

だから「あと付け」の胃や大腸はやられても、小腸だけは最後まで動いてくれる。小腸には1億個もの神経細胞がありますが、そのうち脳につながっているのは、わずか数千個。脳との経路をカットされても、なんの不都合もなく独立して機能していけます。

それは「脳のストレスの影響を受けない」ということでもあります。一方の大腸は、脳と密接にネットワークしていて、自律神経に支配されています。だからストレスまみれで、がんも病気も多発するのでは… 。

最近は、カメラ内蔵のカプセルを飲んで、小腸のすみずみの画像をきめこまかくチェックできるようになりました。でも、もし小腸になにか不具合が見つかっても、小腸自身の自然治癒力に任せたほうが確実かもしれませんね。

乳酸菌は、糖類から乳酸を生産する微生物の総称。酸素があっても生きられます。ビフィズス菌は、主に酢酸と乳酸を生産し、酸素があると生きられません。善玉菌たちは互いに力を合わせ、それぞれに分泌液を出し、混ぜ合わせることによって「有効物質」を作り出します。それがバリア網の役割を果たし、悪玉菌の活動を押さえこんで殺すほか、悪玉菌が生み出した有害物質を中和して、病気の根源を絶ちます。

ただし、単純に善玉菌と悪玉菌を区別できないところもあります。たとえば人間にとつて有用なビタミンを作る「バクテロイデス菌」は、そこだけをとれば善玉菌。

しかし他方では、発がん性物質も作っています。また一般に、体によい物質を出すのは善玉菌、悪い物質を出すのは悪玉菌と区別されていますが、悪玉菌の大腸菌が腸内の栄養分を食べ始めると、乳酸菌も負けじと栄養分を食べるというように、お互いの存在があるから成り立っている面もあります。だから、免痩力を高めるには「善玉菌がやや多めのバランス」が肝心なんです。悪玉菌がゼロの状態もよくない。

たかが便秘、されど便秘、怖い結末が待っている

朝の通勤タイムに、山手線の駅トイレに入ると驚きます。大便ブースの前に、青い顔をした男たちが何人も並んでいるのです。検査しても腸には異常がないのに、お腹がたびたびゴロゴロしたり、下痢と便秘をくり返す「過敏性腸症候群」が増えています。

過敏性腸症候群 | Condition
https://condition-info.com/archives/1146

朝の通勤通学の電車の中でガマンできなくなり、途中下車してトイレに駆けこむ姿から「各駅停車症候群」とも呼ばれます。

日本人の5人に1人が悩まされ、男性だけでなく女性にも大変多い。便秘に悩む人も、いま日本全国で1000万人と推定されています。

ビフィズス菌などの善玉菌は大腸の入り口で増殖するので、便が奥に進むほど善玉菌の影響がしだいに弱まります。なので便が腸にとどまる時間が長いはど、悪玉菌が増殖し、有害物賞も増え、それが腸壁から体内に吸収されます。

有害物質は血液に溶けこみ、全身をめぐります。便秘をすると自律神経のバランスが乱れ、血行も悪くなります。だから便秘が続くと吹き出物やクマにも悩むことになり、くすんだ「老け顔」になってしまいます。皮膚は「内臓の鏡」と言われるほど忠実に、腸の状態を映します。

いつも顔色が悪くて、体調がバッとしない人は、まず便秘退治が大切です。

大腸がんも増え続けて、2015年には白本の女性の死亡原因の第1位、男性の死亡原因の第3位になるのでは、という予測もあるほど。日本人の腸は、すっかりひ弱になり、がんにつけこまれやすくなっているようです。

風邪やインフルエンザが、季節を問わずはやること。花粉症やアトピーが増え続けていること。頭痛、不眠・うつ、更年期障害などの自律神経の乱れからくる不調も、生活習慣病も、改善の気配が見られないこと…。

国民的な不調のすべては、腸を健康にして免疫力を高めれば、一掃できます。そのカギをにぎるのが、腸内細菌です。

善玉菌を増やし快腸になる「乳酸菌酵母共棲培養エキス・ プシュケー」 | 自分の免疫力で治す
https://www.d-blood.info/2017/06/27/%e5%96%84%e7%8e%89%e8%8f%8c%e3%82%92%e5%a2%97%e3%82%84%e3%81%97%e5%bf%ab%e8%85%b8%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8b%e3%80%8c%e4%b9%b3%e9%85%b8%e8%8f%8c%e9%85%b5%e6%af%8d%e5%85%b1%e6%a3%b2%e5%9f%b9%e9%a4%8a/

薬でお腹をこわす理由

ここ10年ほどにわかに、腸内環境を、生きた微生物で整える「プロパイオテイクス」の考え方がヨーロッパから世界に広まっています。

一方、病原菌を殺して病気を治す抗生物質を「アンチバイオテイクス」と言います。病院で処方された抗生物質をしばらく服用したら、お腹の調子がおかしくなった…そんな経験は多くの人がしていると思います。腸は体内の発酵工場のようなものなので、微生物や細菌が複雑な形でかかわって消化・吸収に働き、免疫力も発揮しています。

抗生物質は病原菌と一緒に腸の善玉菌も殺しやすく、免疫力を落とします。抗生物質を服用して腸内細菌のバランスが破壊された子どもには、アレルギー症状の出現率が高いこともわかっています。

プロパイオテイクスは真逆で、微生物と「共生」し、自然治癒力を高めて病気を遠ざけようという考え万です。「生きて腸に届く乳酸菌」というフレーズも、耳にしますね。

そのパイオニアは日本人です。故・代田稔博士は、80年も前に「予防医学」「健腸長寿」を捏唱し、乳酸菌シロタ株(ラクトバチルス・カゼイシロタ株。通称ヤクルト菌)を発見しました。を発見しました。

世界初の、人腸由来の「生きて腸に届く乳酸菌」でした。代田氏は1899年(明治32年)生まれ。当時の日本は衛生状態が悪く、子どもたちが赤痢やチフスでバタバタと命を落としていました。「疫病の原因は細菌で、かかってからでは治す方法がない。ならば、かからないための予防で人を救いたい」と、京都帝国大学医学部で微生物の研究を始めます。

腸が丈夫になり元気になると人間は健康になる

「人が栄養を吸収するのも、病原菌が暴れるのも腸。腸が丈夫になってこそ、人は健康になれる」と考えた代田氏は、「人腸乳酸菌」に着目しました。

乳酸菌は乳酸を生産することによって、悪玉菌を減らしてくれます。「病気の原因は85% が微生物。腸には悪いい菌も、それを抑えるよい菌もたくさんいる。よい菌を人の腸から取り出して培養し、腸まで生きて届くようにすればいい」当時、ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌が腸の有害な微生物を抑えることは、すでに知られていました。が、ネックは口から摂ると強い胃酸にやられて、死んでしまうこと。

代田氏は、人の腸にすむ乳酸菌をひとつひとつ取り出し、胃液や胆汁を加えた培地で「きたえあげる」、強化培養に没頭しました。1930年、人腸乳酸菌の中の、酸にもアルカリにも強い株を分離し、強化培養することに、世界に先駆けて成功します。

強い酸性の胃酸だけでなく、アルカリ性の胆汁にも負けず、生きたまま便として出てくる、タフな乳酸菌の誕生でした。代田氏の名字をとつて「L ( ラクトバチルス)・カゼイ・シロタ株」と名付けられました。

それから80年を経て、乳酸菌シロタ株の、潰瘍や大腸がん、膀胱がん抑制などのさまざまな薬効が証明され、医療にも取り入れられています。

NK細胞の働き(NK活性)が弱まっている9人に、シロタ株入りの乳酸菌飲料を3週間飲んでもらったところ、直後からNK活性が高まり、その効果は6週間持綺することを確認しています。

日本ではほかにも、「明治ヨーグルトR-1」(明治) のR-1乳酸菌など、免疫力アップに働く乳酸菌が発見されています。

ヨーグルトを毎日食べる理由

腸内にすむ細菌の数は、ほぼ一定に保たれています。大人の腸内細菌のバランスは、かなり個人差がありますが、おおよそ日和見菌が全体の約70% 、善玉菌と悪玉菌がそれぞれ約15% 。善玉菌のほうがやや優勢だと、悪玉菌が暴れず、よい腸内環境が守られます。

善玉菌と悪玉菌がうまく「すみ分け」をしてくれれば問題ないのですが、人間社会と同じで、そう平和にはいきません。どちらの菌も、常に自分の領地を拡大しようとたくらみ、戦闘をくり返しています。

一般的に、善玉菌が増えると悪玉菌が減り、善玉菌が減ると悪玉菌が増えます。これも人間の社会と同じで、悪玉菌が多いと、不安定で病気の多い体になります。

また、いちばん数が多いのは、とりたてて善行も悪さもせず、その時の風向きを見て強そうなほうになびく日和見菌です。

善玉菌の勢力が弱まり、悪玉菌が増え出すと一大事です。腸内では腐敗が進み、アンモニア、インドール、フェノールといった有害物質が発生。腸管から吸収されて全身を駆けめぐり、肌荒れのもとになったり、風邪をひきやすくしたり、さらには心臓にまで悪影響を及ぼします。

慢性的な病は腸の汚れからはじまる | 便秘解消で解毒
https://constipation-guide.net/detox/2019/07/17/%e6%85%a2%e6%80%a7%e7%9a%84%e3%81%aa%e7%97%85%e3%81%af%e8%85%b8%e3%81%ae%e6%b1%9a%e3%82%8c%e3%81%8b%e3%82%89%e3%81%af%e3%81%98%e3%81%be%e3%82%8b/

善玉菌はもともと年とともに減るうえに、食生活の乱れやストレス、過労など、さまざまな原因で減ります。逆に悪玉菌は、悪役らしくふてぶてしい。宿り主の不摂生やストレスは絶好のチヤンスで、急増します。

腸内が腐敗すれば、それをエサにいっそうパワーアップします。ヨーグルトや乳酸菌飲料を摂ると腸内の善玉菌が増えるのは、乳酸菌、ビフィズス菌に加え、腸の中でビフィズス菌のエサになる乳糖も含まれているから。さくさんビフィズス菌は乳糖を食べると乳酸、酢酸などの酸性物質を作り出します。

悪玉菌は酸性の環境に弱いので、増殖が抑えられます。生きたまま腸に届く乳酸菌を摂ると、腸粘膜をはどよく刺激し、体の免疫力を活性化させます。

もし乳酸菌が死んで腸に届いても、食物繊維と似た働きもあり、悪玉菌を掃除して体外に排泄してくれるので、よい腸内環境を作る助けになります。ただし、もともと腸にすんでいるビフィズス菌のような形で腸にとどまることはできません。だから乳酸菌は、毎日摂ることが必要なのです。ちなみに人間の便の7〜8割は水分、残りの1〜2割くらいが腸内細菌、1割強が食べ物の残り。食べカスより腸内細菌のほうが多いんです。健康な大人の便には、1 gあたり、1000億個もの細菌が含まれています。死骸もあるし、生きている細菌もいます。その大半は腸の中にすむ細菌で、ビフィズス菌や大腸菌も含まれます。

がん、認知症の腸内

風邪をひいた人の腸内細菌を調べると、善玉菌の数が極端に減り、悪玉菌の数が優勢になっています。

便秘や下血刑の時も同じです。最近の調査で、胃がんの人の腸では、大腸菌よりももっと悪質なウェルシュ菌が異常に増加していることが確かめられています。一見、腸とは関係なさそうな認知症の人にも、胃がんの人に似た悪玉菌の異常増殖が見られます。

心臓疾患や脳梗塞との関連もわかっています。肝自律神経と腸内細菌も、密接にかかわりあっています。私たちがストレス状態になると、それを緩和しょうと、防衛反応として脳下垂体からアドレナリンなどのホルモンが分泌されます。結果として交感神経が優勢になり、副交感神経を抑えます。

腸の動きや消化液の分泌は副交感神経に支配されているので、ストレス状態が長く続くと腸内細菌のバランスや体調が悪くなります。

腸に負担をかけないために逆算の食事療法を実践する | 自律神経失調症の基礎知識
https://jiritsu-guide.com/2017/11/10/%e8%85%b8%e3%81%ab%e8%b2%a0%e6%8b%85%e3%82%92%e3%81%8b%e3%81%91%e3%81%aa%e3%81%84%e3%81%9f%e3%82%81%e3%81%ab%e9%80%86%e7%ae%97%e3%81%ae%e9%a3%9f%e4%ba%8b%e7%99%82%e6%b3%95%e3%82%92%e5%ae%9f%e8%b7%b5/

くさいおならは病気のサイン

「くさいおなら」「人前で出るおなら」を気にする人が増えています。急にくさくなったり、ところかまわず出るようだったら、腸内に悪玉菌が増えているサイン。近年の研究で、腸内で悪玉菌が増えると、腸内発酵ではなく「腐敗」が進むことがわかっています。

おならのにおいは腸内の状態を示すバロメーターなんです。1日に腸で作られるガスは、大人で400〜15 00 mlそれを5〜20回ぐらいに分けて放っています。腸内のガスのもとは7〜8割前後が、口や鼻を通って入ってくる空気中の酸素や窒素。だから炭酸飲料も、おならの原因になります。

「ガスでお腹が張って苦しい」と訴える人は、ストレス性が多いです。緊張やイライラから無意識のうちに空気を飲みこむ、早食いのついでに空気もガプ飲み、ということもよくあります。ゆっつくりかんで食べれば、唾液と混ざって「ガス抜き」できます。ストレスは腸の働きやぜん動運動(便を先に送り出す動き) をさまたげるので、さらにガスがたまりやすくなります。腸内ガスの多くは便と一緒に排出されるので、排便時に腸をもむ(下腹の両脇を中心にもむ) などして、できるだけ多くのガスを一緒に出してしまうのも手です。残り2〜3割の腸内ガスは、食物を分解する時に作られます。

まず、イモや豆などの炭水化物が腸内細菌によって分解されると、二酸化炭素やメタンなどのガスが発生します。これは発酵型のガスでさほどにおいません。2番目が、肉や卵などのたんばく質系。これは分解されると、アンモニア、硫化水素、インドール、スカトール、揮発性アミンなど腐敗型のガスに変わり、とりわけ便秘と組み合わさると、強烈なにおいのもとになります。3番目は脂肪です。分解されると揮発性の脂肪酸になり、においは汗に似ています。

つまり、「鼻をつまみたくなるおなら」が出るのは主に、たんばく質が分解された時です。実は分解にも細胞の役割分担があり、炭水化物は主にビフィズス菌等の善玉菌、たんばく質や脂肪は主に、ウェルシュ菌等の「悪玉菌」が受けもちます。

たんばく質は悪玉菌を活性化させ、もとから悪玉菌が優勢だった場合は、一気にのさばります。食事は楽しんで食べることがたいせつなので、肉を断つ必要は全くありません。

ただ、動物性たんばく葺を摂る時は、乳酸菌に加え、野菜、イモ、豆、海藻に含まれる、水溶性食物繊維をなるべく摂ってください。これらは腸の中に入ると水分を含んでドロリとしたゲル状になり、いらないものを吸着・排出するので悪玉菌を抑えてくれます。水溶性食物繊維は、腸の中で善玉菌のエサにもなります。

100歳でダンスを踊るグルジアの人の腸内

若い人の腸の中は「善玉菌」のビフィズス菌が優勢で、「悪玉菌」のウェルシュ菌は劣勢。そのバランスが50歳ごろから逆になって悪玉菌が急増。

高齢になるとビフィズス菌がゼロになってしまう人も珍しくない… 。これが腸の常識ですが、1 0 0 歳になっても善玉菌たっぷりの人々もいます。

中央ヨーロッパのコーカサス地方に、有名な長寿国・グルジアがあります。90 歳、100歳の超高齢者が多いだけでなく、背すじがしゃんと伸びて、軽い足取りでダンスを楽しむ人が大勢いることが、注目の的になっています。

その秘密はどこにあるのだろうと、世界中の長寿学の権威たちが、さまざまな角度からグルジア人の健康調査を続けてわかったことは、「年をとっても、腸内に善玉菌が非常に多い」こと。超高齢になっても、乳酸菌やビフィズス菌の数が若い人と大差ないのです。

首都・トビリシに滞在した知人いわく、朝、通りから聞こえてくるのは「い〜しや〜きいも〜」に似た「マ〜ツォ〜ニ〜」という声。

現地ではヨーグルトを「マツォニ」と呼び、近郊の村から、ヨーグルト売りたちが毎朝、大きな瓶にできたてを詰めて、売りにくるそうです。ヨーグルトを自分の家で作っている家も多く、毎朝、どんぶり1杯ぐらいずつ食べるのが当たり前。

そしてグルジア人は、あけっぴろげで大変なおしゃべり好き、ジョーク好き。笑い話が非常に好まれ、友人同士で「とっておきのネタ」を披露し合っては、しょっちゅうゲラゲラ笑い転げるのがレクリエーションです。

世界中から「長寿の取材」に押し寄せる記者やカメラマンに、ご老人たちが放つ、お気に入りの定番ジョークは「若い女の知り合いがいたら、紹介してくれないか?」。冗談ではなく本当に、生涯現役の人も多いというからおそれ入ります。

100歳になっても働きながら生きる
https://miracle-memo.com/longevity/

冗談ではなく本当に、生涯現役の人も多いというからおそれ入ります。もうひとつの長寿の秘境、パキスタンのフンザ地区でもヨーグルトがよく食べられています。フンザと並び称せられるエクアドルのビルカバンバの人の主なたんばく源は、牛乳に食塩を入れず、牛の十二指腸のエキスを混ぜたナチュラルチーズ。これに似たチーズを、グルジアの人も好んで食べます。

発酵乳の長寿パワーおそるべし、です。日本人はどうでしょう。腸内柵菌の権威、光岡知足先生は、かつて日本の長寿村として知られた山梨県・ゆずりはら桐原村の長寿者たちの腸を198 0年前後に調べて、「悪玉菌の割合が東京の老人ホームの老人より低く、東京都の青壮年の腸内細菌バランスに近い」と報告しています。

調査当時の長寿者は、雑穀、野菜、海藻、魚の干物、そして味噌と味噌煮を好んで食べていたそうです。これから納豆の「腸括」パワーについて紹介しますが、味噌は納豆と「兄弟」で、腸内の乳酸菌を増やす力が強い食品です。

はとんどは、肉も魚も野菜も卵も、バランスよく食べている、とがわかっています。また、l 日260 g のヨーグルトを、65歳以上の男女に、2 週間食べ続けてもらったところ、うんちをくさくする便中のアンモニア、スカトールが、いずれも摂取前の半分以下に減った、というデータが報告されています。「うんちがくさくなくなる」ということは、善玉菌が増えたということ。

つまり、年をとつてからでも、腸の中の環境は意外にかんたんに改善できるということになります。「長生きする腸」は、自分の意志で作れるんです。

善玉元気 フローラ健康科学研究所の腸内環境を整える乳酸菌発酵エキス | 便秘を解消しよう!
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