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オリーブオイルでボディケア

古代ギリシャなどでは、傷の薬として大変重宝されていたオリーブオイルは、ポリフェノールにオレイン酸、リノール酸、ビタミンA 、E、植物性スクワランなど、さまざまな天然成分を多量に含み、アンチエイジング、保湿、紫外線予防、抗炎症作用など、スキンケア効果も期待できます。

肌にやさしく、アレルギーが起こりにくいので、敏感肌の人にもおすすめです。もちろん、市販の食用オリーブオイルをそのまま使ってもOKです。おすすめは、新鮮な一番搾りのエキストラバージンオイルです。肌が弱くて心配な人は、化粧品として市販されているオイルを使いましょう。

たとえば、クレンジング。顔全体にたっぷりのばして、メイク汚れを浮き立たせ、ティッシュペーパーでふきとったあと、洗顔料でしっかり洗い流す、または蒸しタオルで顔を温めてからふきとるといったように使います。

保湿美容液として、洗顔後や男性の場合は髭剃りのあとなどに、顔に少量のオイルを塗るのもよいでしょう。ほかにも、ひじやかかとの角質ケアなど美容ケアに幅広く使うことができます。

また、エキストラバージンオイルは、ヘアケアにもおすすめです。シャンプー前の予備洗いとして、エキストラバージンオイルを頭皮にすり込み、ヘッドマッサージをしましょう。
オイルが汚れを吸着して浮き立たせてくれるので、シャンプーの効果がアップし、根元まできれいになります。

シャンプー後に少量のオリーブオイルを毛先にすり込んで、ケアをするのも効果的です。これらのケアには、開封後、2ヶ月以上経ってしまって少し古くなったエキストラバージンオイルでも充分効果があります。また、オリーブオイルが身近な地中海地域では、古くなったオリーブオイルは、木製の家具やフローリングを磨くのに使うなど、ハウスケアに活用するアイデアもたくさんあります。

色から音楽まで感覚を大切に生活する

腸の健康のためには心の健康も欠かせません。腸と脳は相関関係にありますから、仕事や人間関係などのストレスがたまってしまうと、腸の消化・吸収などの働きもうまくいかなくなってしまうのです。

現代社会に生きるわたしたちの生活には、ストレスはつきものですから、上手にやりすごすとともに、日々の生活に楽しみをプラスして、上手に気分を変える工夫ができるようになることも大切です。

そんなときに役に立つのは、音楽や色などがもつさまざまな効果です。具体例を紹介しましょう。

以前、実際に行なった実験で、ハードなロックの曲と、スローテンポな曲を聴いてもらったときの心拍数を比べました。すると、ハードロックを聴いたときは心拍数が上昇し、スローテンポな曲では通常より心拍数が低下したのです。

これは、音楽によって副交感神経が優位になったということです。副交感神経が優位になると、胃や腸の働きが活発になります。つまり、スローテンポな曲とともに食事を楽しめば、よりおいしく、しつかり消化・吸収できるということが明らかになったのです。

リラックスしたいときは、ボサ・ノヴァのような開放的なメロディーの音楽がおすすめです。また、色がわたしたちに与える影響にもさまざまなものがあります。

たとえば、食事のテーブルウエアランチョンマットやお皿、テーブルの周囲などをきれいに彩るだけで、食事をよりおいしく感じることができます。

また、リラックスしたいときには、緑色がおすすめ。観葉植物を部屋に配置するなど、緑色を生活にとり入れるとよいでしょう。

もちろん、常にリラックスする音楽や、緑色に囲まれて過ごせばよい、というわけではありません。しかし、心の健康を保つためにも、環境にちょっと工夫を加えてみると、よい気分転換になるのではないでしょうか。

意識して飲む水 」の効果は全く違う

ウォーキングと踏み台昇降運動のすすめ

健康な生活を送るために、わざわざ時間をつくって毎日ハードな運動をする必要はありません。ただし、わたしたち人間は、年を重ねるごとに、基礎代謝(何もしていないときでも呼吸などの生命活動でエネルギーを消費する代謝のこと)が次第に落ちていきます。

健康な生活を送るために、この基礎代謝を維持・向上でき、かつ楽しい毎日となるような軽い運動を習慣にしてはいかがでしょう。
たとえば、ウォーキングなどの有酸素運動は、代謝を上げるとともに、腸の働きを促進します。20〜30分程度、普段よりも大きめの歩幅で、少し呼吸が速くなるくらいのスピードで歩きましょう。

はじめる前にコップ1杯の水やスポーツドリンクを飲んでおくと、疲れが軽減できます。ウォーキングは、ストレス解消効果も期待できますから、無理したり、いやいややるのではなく、歩く場所を工夫したり、誰かと一緒に歩いたりと、楽しめる工夫を凝らして実践しましょう。前述した、地中海地域の人々が食後にそぞろ歩きする習慣をまねして、食後に家族や友人と散歩を楽しむのもおすすめです。

もうひとつ、どうしても運動を習慣化できないという人には、自宅でかんたんに継続できる「踏み台昇降運動」もおすすめです。これは、高さ20 センチメートルくらいの踏み台を上り下りする「ながら運動」です。時間帯や天気に関係なく、テレビなどを楽しみながら実行できるので続けやすいのではないでしょうか。

ためしてガッテン〔8月5日放送/スローステップ運動〕 – 他愛もないつぶやき
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運動は習慣化して継続することが大切ですから、毎日20分ずつでいいので、実践してみましょう。すぐに効果があらわれるはずです。高さを調節できる専用の踏み台が市販されていますが、新聞紙などを段ボール箱に詰めて高さを調節し、ガムテープでしっかり固定した手づくりのものでも充分です。

また、運動量は減りますが、その場での「足踏み運動」からはじめてもよいでしょう。毎日5分でも効果がありますから、20分続けることができれば、内臓脂肪を燃やす、心肺機能を高めるといった効果も期待できます。