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腸以外にも効く「期待される新たな効用」

たくさんのエキストラバージンオイルの効果が報告されています。 2005年、イギリスの権威ある学術誌「ネイチャー」にオリーブオイルに含まれる微量成分「オレオカンタール」に関する論文が掲載されました。
この物質は鎮痛剤として市販されているイブプロフエンと同様の作用をもつというのです。この効果を得るにはエキストラバージンオイルを1日50 g 摂取する必要があるといい、日本人にはちょっと多い量ですが、エキストラバージンオイルの可能性という意味では大きな発見でしょう。

また、エキストラバージンオイルには、ヘリコバクターピロリ菌を抑える作用があることがわかってきました。これは人間の胃のなかに住んでいる菌で、胃や十二指腸などの病気を引き起こすことがあります。年代によって感染率は異なり、若い世代ではそれほど高くないものの、団塊世代以上の感染率は80% 以上と非常に高くなっています。一度感染すると除菌しない限り消えません。ピロリ菌をもっている人はもっていない人に比べて5 ~10倍の確率で胃がんを発症するといわれているので、注意が必要です。
動物性脂肪をエキストラバージンオイルに変えると、胃潰瘍が小さくなるという報告もあります。いずれも、まだ実験レベルの報告ですが、胃の健康へのエキストラバージンオイルの可能性に期待したいところです。

意外なところでは、アルツハイマー型認知症予防への地中海式食生活の有効性についての調査があります。アメリカのコロンビア大学で行なわれた研究で、地中海式食生活を実践できている人ほどアルツハイマー型認知症の発症リスクが低いことが認められたのです。
その予防でもっとも重要なことは、神経の変性の引き金となる活性酸素の働きを抑制することです。地中海式食生活では、エキストラバージンオイルや野菜、果実から活性酸素を抑える抗酸化物質をしっかり摂取できます。
さらに、地中海式食生活で多用する魚介類が含むEPA(エイコサペンタエン酸) やDHA(ドコサヘキサエン酸)は脳によいとされています。

脳の信号伝達に必要な細胞膜を機能させるDHA | 現代人のストレス
https://stress-reso.com/%e8%84%b3%e3%81%ae%e4%bf%a1%e5%8f%b7%e4%bc%9d%e9%81%94%e3%81%ab%e5%bf%85%e8%a6%81%e3%81%aa%e7%b4%b0%e8%83%9e%e8%86%9c%e3%82%92%e6%a9%9f%e8%83%bd%e3%81%95%e3%81%9b%e3%82%8bdha/

腸以外にも効く「 ダイエット 」

オリーブオイル がアンチエイジングや美容に効果的であることを紹介しましたが、次はやっぱり「 ダイエット 」です。

肥満には、皮膚のの下に脂肪がたまる「洋ナシ型肥満(皮下脂肪型肥満)」と小腸や大腸などの内臓まわりにつく「リンゴ型肥満(内臓脂肪型肥満)」があります。

皮下脂肪は体にそれほど悪さはしませんが、内臓まわりにつく内臓脂肪には注意が必要です。これに「高血糖」「高血圧」「脂質異常(高脂血症など)」といった危険因子が2 つ以上あてはまると、「メタポリックシンドローム」(通称・メタボ)と診断されます。

「国民健康・栄養調査」によると、40~74歳初男性の4人に1人、女性は5人に1人がメタポリックシンドロームという結果が出ています。また、内臓脂肪は、高血糖などの危険因子に悪影響をおよぼし、放っておくと動脈硬化を引き起こし、心疾患や脳卒中など命にかかわる疾患の危険性を急激に高める可能性があるやっかいな存在です。

メタボと診断された人は、メタボでない人に比べて、冠動脈疾患を起こす可能性が高くなってしまいます。メタボの人は、内臓脂肪を落とすダイエットが必須といえるでしょう。

しかし、ダイエットというのは、なかなか一朝一夕にはいかないうえ、「食べられない」というストレスに、挫折してしまう人も少なくありません。食べられないというストレスは人によってはかなりの苦痛です。

そこで、肥満が社会の大きな問題になっているアメリカでは、地中海式食生活をとり入れた「地中海式ダイエット」に注目が集まっています。
アメリカで肥満の人を対象にした調査が行なわれました。100人を2つのグループに分けて、食事によるダイエットを指導し、その継続できた期間を調べたのです。どちらのグループも摂取カロリーは同じ、違うのは総カロリーのなかの脂肪率です。
一方のグループは、エキストラバージンオイルやオリーブの実などオレイン酸を豊富に含む高脂肪の食事、もう一方のグループは脂肪を制限した低脂肪の食事を摂ってもらいました。およそ1年ヶ月後、最後までダイエットを継続できたのは、Eエキストラバージンオイルを使った高脂肪食では54% 、低脂肪食では19.6% と大きな差が出ました。

また、減量の経過を見てみると、どちらのグループも最初の24週間で減量のピークに達し、30週の時点では両グループとも減量後の体重を維持していました。

しかし、半年経つと、高脂肪食のグループは-5 kg前後の減量成果を維持するのに対して、低脂肪食のグループでは体重が戻りはじめているのです。

本来、ダイエットは、急激に体重を落とすのではなく、健康を維持するために長期的に継続が可能である必要があります。エキストラバージンオイルは、風味がよいだけでなく、脳への満足感を刺激する効果もあります。食事の総カロリーと脂肪率のコントロールができていれば、食事制限のストレスのないダイエットが可能なのです。さらにエキストラバージンオイルを使った料理(地中海式食生活)は、穀物、野菜、魚などを豊富に摂る食事スタイルですから、栄養バランス抜群の食事を楽しみながら実践できます。

赤ワインとオリーブオイルが動脈硬化を防ぐ – 腸にNGな食べ方とOKな食べ方
https://1088note.com/gut/2018/06/post-18.html

脳の思い通りに動いているとダイエットは失敗する – 腸にNGな食べ方とOKな食べ方
https://1088note.com/gut/2018/05/post-1.html

腸以外にも効く「 アンチエイジング で美容にも」

アンチエイジングという言葉を最近は、よく耳にします。いつまでも若く美しくいるための方法全般を示す言葉として、今や女性はもちろん、男性にも知られるようになりました。

誰でも実年齢よりも若くありたいですし、若く見られたいものです。アンチエイジングは健康や美容業界では大きなトレンドのひとつで、療法やサプリメントなどさまざまなものが出ています。大昔からアンチエイジングに効果的とされているのがオリーブオイルです。

なかでも、エキストラバージンオイル(果実をそのまま搾ったバージンオリーブオイルのなかで酸度が0.8% 以下のもの) は、ポリフェノールやビタミンEなどの抗酸化物質が豊富です。

通常、呼吸によって新鮮な酸素を体にとり込むことで活動するエネルギーを生み出しています。しかし、この酸素のうち一部は活性酸素という物質になります。この活性酸素が過剰に発生すると、細胞や遺伝子を傷つけ、全身の老化やがんの原因になると考えられています。

肌のしわなども、これと同じメカニズムで発生します。そして、現代に生きるわたしたちは、タバコや紫外線、食品添加物やストレスなど活性酸素を過剰に発生させやすい環境に生きているのです。この活性酸素の働きを抑えるのが抗酸化物質です。ただ、日本人はこの抗酸化物質が豊富に含まれる野菜の摂取量が減少傾向にあるため、その摂取量も減ってしまっています。抗酸化物質を含む食品のなかでも、エキストラバージンオイルは高い抗酸化力があります。エキストラバージンオイルと野菜を一緒に摂れば、サプリメントよりも自然で効果の高いアンチエイジング療法が実践できるのです。

また、地中海地域では、古くから肌の美しさや健全さを保つためにエキストラバージンオイルを塗る習慣がありました。エキストラバージンオイルには植物性スクワランや天然ビタミンA 、Eなど保湿作用のある成分も含まれています。