理想的な排泄と自分の便からの腸の状態の把握

2022年11月16日

腸の健康は、排便の状態でかんたんにチェックすることができます。まず、排便の回数は、1日に4回から1週間に2〜3回のペースであれば正常の範囲内です。

l週間に1回未満となると便秘傾向といえます。便の状態は、やわらかくてもかたくても、ソーセージ状から小さなかたまりになっていれば正常です。泥のように形がまとまっていなかったり、、ほとんど固形物がない水のような液状であれば、当然ながら下痢傾向です。そして、小さく丸くてかたいウサギのフン状態(コロコロの便)や、ソーセージ状であっても、小さい便がくつつきあっているかたいものであれば便秘傾向と考えてください。便がでてもスッキリした爽快感があればこれも便秘です。

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また、便の色は、腸に入っている時間が長くなるほど濃くなり、腸の働きが正常なら、腸内細菌の働きによって黄色あるいは茶色っばい褐色になります。ただし、食物残液の通過時間、食べ物、服用した薬などによって色が変化したり、腸に出血がある場合は赤色や黒色になつたりすることがあります。赤色は、肛門、直腸、結腸からの出血の疑いがあります。黒色は、上部消化管(食道、胃、十二指腸)の出血が疑われます。

健康な腸がつくる便のにおいは、あまりきつくありません。2~3日たまった便は大腸内の悪玉菌による腐敗が進み腐敗臭が強くなります。

また、量は、便に含まれる水分量で決まります。かたい便は水分が抜けているので量が少なく見えます。1日3食摂っている、腸の健康な成人のもっとも理想的な排便は、半固形のやわらかいソーセージ状の便(70〜80%が水分で構成) が、1日に1〜2本出るという状態です。その実現のためには、排便のリズムも大切な要素です。

腸の大ぜん動は、朝食後1時間のうちに10〜20分の間、1日でもっとも活発に起こります。毎日規則正しく、朝食を摂って朝食後に排便をすませるのが理想です。

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