腸以外にも効く「ダイエット」

アンチエイジングや美容に効果的であることを紹介しましたが、次はやっぱり「ダイエット」です。

肥満には、皮膚のの下に脂肪がたまる「洋ナシ型肥満(皮下脂肪型肥満)」と小腸や大腸などの内臓まわりにつく「リンゴ型肥満(内臓脂肪型肥満)」があります。

皮下脂肪は体にそれほど悪さはしませんが、内臓まわりにつく内臓脂肪には注意が必要です。これに「高血糖」「高血圧」「脂質異常(高脂血症など)」といった危険因子が2 つ以上あてはまると、「メタポリックシンドローム」(通称・メタボ)と診断されます。

「国民健康・栄養調査」によると、40~74歳初男性の4人に1人、女性は5人に1人がメタポリックシンドロームという結果が出ています。また、内臓脂肪は、高血糖などの危険因子に悪影響をおよぼし、放っておくと動脈硬化を引き起こし、心疾患や脳卒中など命にかかわる疾患の危険性を急激に高める可能性があるやっかいな存在です。

メタボと診断された人は、メタボでない人に比べて、冠動脈疾患を起こす可能性が高くなってしまいます。メタボの人は、内臓脂肪を落とすダイエットが必須といえるでしょう。

しかし、ダイエットというのは、なかなか一朝一夕にはいかないうえ、「食べられない」というストレスに、挫折してしまう人も少なくありません。食べられないというストレスは人によってはかなりの苦痛です。

そこで、肥満が社会の大きな問題になっているアメリカでは、地中海式食生活をとり入れた「地中海式ダイエット」に注目が集まっています。
アメリカで肥満の人を対象にした調査が行なわれました。100人を2つのグループに分けて、食事によるダイエットを指導し、その継続できた期間を調べたのです。どちらのグループも摂取カロリーは同じ、違うのは総カロリーのなかの脂肪率です。
一方のグループは、エキストラバージンオイルやオリーブの実などオレイン酸を豊富に含む高脂肪の食事、もう一方のグループは脂肪を制限した低脂肪の食事を摂ってもらいました。およそ1年ヶ月後、最後までダイエットを継続できたのは、Eエキストラバージンオイルを使った高脂肪食では54% 、低脂肪食では19.6% と大きな差が出ました。

また、減量の経過を見てみると、どちらのグループも最初の24週間で減量のピークに達し、30週の時点では両グループとも減量後の体重を維持していました。

しかし、半年経つと、高脂肪食のグループは-5 kg前後の減量成果を維持するのに対して、低脂肪食のグループでは体重が戻りはじめているのです。

本来、ダイエットは、急激に体重を落とすのではなく、健康を維持するために長期的に継続が可能である必要があります。エキストラバージンオイルは、風味がよいだけでなく、脳への満足感を刺激する効果もあります。食事の総カロリーと脂肪率のコントロールができていれば、食事制限のストレスのないダイエットが可能なのです。さらにエキストラバージンオイルを使った料理(地中海式食生活)は、穀物、野菜、魚などを豊富に摂る食事スタイルですから、栄養バランス抜群の食事を楽しみながら実践できます。

赤ワインとオリーブオイルが動脈硬化を防ぐ – 腸にNGな食べ方とOKな食べ方
https://1088note.com/gut/2018/06/post-18.html

脳の思い通りに動いているとダイエットは失敗する – 腸にNGな食べ方とOKな食べ方
https://1088note.com/gut/2018/05/post-1.html

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